アイリオス・アリステイデス · Aelius Aristides
聖なる話 3
Sacred Tales III
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底本
Aristides. Vol. 1. Dindorf, Wilhelm, editor. Leipzig: Reimer, 1829.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、22世紀の弁論家アイリオス・アリステイデスが、自身の度重なる深刻な病苦と、医神アスクレピオスをはじめとする神々から授けられた奇跡的な治癒の数々を回想した散文作品です。舞台はペルガモンやアドリアノイなど小アジア各地に及び、著者は夢や神託を通じて下される神々の指示を忠実に実行していきます。誤った治療による肺病からの快復、高熱や痙攣に際してのゼウスへの礼拝、さらには厳格な食事制限や水療法など、神から与えられた具体的な処方が克明に描かれます。また、自身の病気治療にとどまらず、神の指示による儀式によって大地震の被害を免れた経験や、神聖なガチョウの奇跡的な入手も語られます。最終的に、アスクレピオスやサラピス、冥界の神々の大いなる幻影と権能が詳述され、神々の絶対的な守護に対する著者の揺るぎない信仰と感謝が示されて結ばれます。
目次
6 チャンク
引用方式:Jebb_page
- §309-310
アドリアノイでの病苦と夢のお告げによる乗馬の快復
著者はアドリアノイでの深刻な病苦を描写し、夢の中で救いの馬や自分の詩が歌われる学校を見た後、現実に馬に乗ることで奇跡的な回復を遂げたことを語る。
- §311-312
サテュロスの処方による肺病とコロポンでの神託
アリステイデスは、ペルガモンの医師サテュロスに勧められた湿布を貼ったことでかえって激しい肺病の症状に苦しむが、コロポンでアスクレピオス神からペルガモンへの帰還を促す神託と夢を得て快復へと向かう。
- §313-314
激しい高熱と痙攣の発作およびゼウス礼拝による治癒
養育者への神託に従いオリーブ油の処方を受けたアリステイデスは、その後激しい高熱と痙攣の発作に襲われるが、夢に従いゼウスを礼拝することで回復し、さらに神殿で授けられた「王室の薬」によって完全に引きつりから解放される。
- §315-316
香油と湿布による治療と水祭り療法の実行
アリステイデスは、神の指示による香油や食事、湿布薬の治療と、その結果として現れた夢の幻を振り返る。さらに、アンティステネスの著作に触発されて水祭り療法とワインの制限に耐えた経験を語る。
- §317-318
食事制限の指示と儀式による大地震の回避
著者は神から与えられた食事制限や歯の治療法を振り返り、アジア属州で大地震が発生した際、神の指示に従って事前に儀式を執り行ったことで、自身の滞在先が被害を免れた経緯を語る。
- §319-320
神聖なガチョウの獲得とサラピスの幻影
アリステイデスは、神の託宣に従ってガチョウの卵や神聖なガチョウを手に入れた奇跡的な経緯を語り、さらにサラピスやアスクレピオス、冥界の神々から得た幻影やその偉大な権能について詳述する。
