Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §41.4.8.pr

売主の代金浪費の予見と買主の時効取得

6810 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

売主が代金をすぐに浪費することを知りながら購入した買主であっても、所有者からの購入である限りは善意の買主であり、時効取得が認められるべきであると論じる。

[IDEM libro secundo ex Minicio. ] §41.4.8.prSi quis, cum sciret uenditorem pecuniam statim consumpturum, seruos ab eo emisset, plerique responderunt eum nihilo minus bona fide emptorem esse, idque uerius est: quomodo enim mala fide emisse uidetur, qui a domino emit? nisi forte et is, qui a luxurioso et protinus scorto daturo pecuniam seruos emit, non usucapiet.
[同じ著者の『ミニキウスに関する書』第二巻より] もしある人が、売主がお金をすぐに浪費してしまうだろうと知りながら、彼から奴隷たちを購入したとしたら、多くの者が、その人はそれにもかかわらず善意の買主であると回答しており、そしてそれがより正しい。 というのも、所有者から購入した者が、どうして悪意で購入したとみなされるだろうか。 まさか、放蕩者であり、そのお金をすぐに娼婦に与えるであろう者から奴隷を購入した者も、時効取得できないというのでもない限りは。

語釈・文法注

  1. §41.4.8.prcum sciret — 接続法未完了過去を伴う cum 節。ここでは「〜を知りつつも」という譲歩的なニュアンス、あるいはそのような状況下における買い入れという時間的・状況的背景を表す。
  2. §41.4.8.prnisi forte — 「まさか〜ではない限り」という不合理な帰結を示す反語的な表現。買主の主観的な「悪意」を過剰に広く解釈しようとする立場に対し、その論理を押し進めると極端な結論(放蕩者からの買い入れすら否定されること)に至ることを示して、自説を補強している。
  3. §41.4.8.prqui a domino emit — 「所有者から購入する者」。時効取得や善意・悪意の要件が本来問題となるのは他人物売買(所有権のない者からの購入)においてであり、真の所有者(domino)から買い入れている以上、代金の使途がどうであれ取引自体は正当であり、悪意とみなされる余地はないという法理を前提としている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §41.4.8.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:41.4.8.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。