§907fraterque quisquis incolit caelum meus §908non ex noverca frater, huc appellite §909greges opimos;
そして、天に住む私の兄弟たちのうち、まま母から生まれたのではない兄弟たちよ、ここへ肥えた家畜の群れを追い立てよ。
quicquid ludorum seges §910Arabesque odoris quicquid arboribus legunt
リュディアの耕地が産み出すあらゆるもの、そしてアラビア人が木々から採り集めるあらゆる香料を、祭壇へと運べ。
§911conferte in aras, pinguis exundet vapor,
豊かな煙が立ち上るように。
ポプラの木が我らの髪を飾り、オリーブの枝がその祖国の葉であなたを覆うように、テーセウスよ。
私の手は雷神を崇め、あなたは都市の創建者たちと、猛々しいゼートスの野生の洞窟を崇めよ。
nobilis Dircen aquae §917laremque regis advenae Tyrium coles.
高貴なディルケーの水と、異邦の王のテュロスの守護神を、あなたは崇拝するのだ。
§918date tura flammis,
火に香を投げ入れよ。
アムピトリュオーン:息子よ、まず滴る手を、敵への血塗られた殺戮から清めなさい。
§920Vtinam cruore capitis invisi deis
ヘルクレス:神々に憎まれたあの男の頭の血で、神酒を注ぐことができればよいのだが。
ユピテルに屠るにふさわしい、これほど大きく、また肥えた犠牲獣は他にない、あの不義なる王以上に。
アムピトリュオーン:父なる神がお前の労苦を終わらせてくださるよう祈りなさい。
§926quiesque fessis,
疲れ果てた者たちに、いつの日か閑暇と休息が与えられるように。
ヘルクレス:私自身が、ユピテルと私にふさわしい祈りを唱えよう。
§928tellusque et aequor;
天はその本来の場所にとどまり、大地も海もそのままであるように。
astra inoffensos agant §929aeterna cursus, alta pax gentes alat:
不滅の星々が、妨げられることなくその軌道を進み、深き平和が諸国民を養うように。
鉄はすべて無害な農耕の道具にとどまり、剣は隠されたままであるように。
§932violenta turbet, nullus irato Iove
いかなる猛烈な嵐も海をかき乱さず、ユピテルが怒って放つ火が飛び出さないように。
冬の雪に育まれたいかなる河川も、田畑を押し流して覆さないように。
毒は消え去り、害をなす液汁で膨らむ不吉な草は一切生えないように。
§937regnent tyranni;
残忍で猛々しい暴君が支配しないように。
si quod etiamnum est scelus §938latura tellus, properet, et si quod parat
もし大地がさらに罪悪を産み出そうとしているなら、それを急がせるがよい。
§939monstrum, meum sit.
そして、もし大地が何か怪物を準備しているなら、それは私のものとなるように。
— sed quid hoc? medium diem
――だが、これは何だ?
§940cinxere tenebrae.
白昼が暗闇に囲まれた。
Phoebus obscuro meat
フェブスは雲のない顔のまま、暗く進んでいる。
誰が昼を逆戻りさせ、東へと追いやるのか? なぜ未知の夜がその黒い頭を現すのか?
§943ignota profert? unde tot stellae polum
なぜこれほど多くの星が昼の天空を満たすのか?
§944implent diurnae? primus en noster labor §945caeli refulget parte non minima leo §946iraque totus fervet et morsus parat.
見よ、私の最初の労苦である獅子が、天空の小さからぬ部分で輝き、怒りに満ちて狂い、噛みつこうとしている。
§947iam rapiet aliquod sidus: ingenti minax
今にも、どこかの星座をひったくるだろう。
§948stat' ore et ignes efflat et rutila iubam §949cervice iactans quicquid autumnus gravis §950hiemsque gelido frigida spatio refert §951uno impetu transiliet et verni petet §952frangetque tauri colla.
巨大な口を開けて脅し、火を吹き出し、赤い首のたてがみを揺らしながら、厳しい秋と凍てつく冬が冷たい空間に呼び戻すあらゆるものを、一撃で飛び越え、春の牡牛の首をへし折ろうとしている。
§952bQuod subitum hoc malum est?
アムピトリュオーン:この突然の災いは何だ?
息子よ、なぜお前は鋭い眼差しをあちらこちらへと向け、混乱した曇った視線で偽りの天を見るのだ?
ヘルクレス:大地は征服され、膨れ上がる海は引き下がり、冥界の王国は我が突進を感じ取った。
§957immune caelum est, dignus Alcide labor.
天だけが未征服である。 これはアルキデースにふさわしい労苦だ。
§958in alta mundi spatia sublimis ferar,
世界の高き広がりへと私は高く運ばれ、アイテールを目指そう。
§959petatur aether: astra promittit pater.
父は星々を約束している。
§960quid, si negaret? non capit terra Herculem
もし拒むなら、どうする?
§961tandemque superis reddit, en ultro vocat
大地はヘルクレスを収容しきれず、ついに神々のもとへと送り返すのだ。
見よ、神々のすべての集いが自ら私を呼び、門を開いている、ただ一人(ヘラ)が拒んでいるが。
recipis et reseras polum? §964an contumacis ianuam mundi traho?
あなたは天を受け入れ、開くのか、それとも、私は不遜なる世界の門を引きはがすべきか?
§965dubitatur etiam? vincla Saturno exuam §966contraque patris impii regnum impotens §967avum resolvam;
まだためらうのか? 私はサトゥルヌスの鎖を解き、不実な父の無力な支配に対抗して、祖父を解放しよう。
bella Titanes parent, §968me duce furentes;
ティーターンたちが私を指導者として狂い立ち、戦いを準備するように。
saxa cum silvis feram §969rapiamque dextra plena Centauris iuga.
私は森林とともに岩を運び、ケンタウロスたちに満ちた山嶺を右手で奪い取ろう。
§970iam monte gemino limitem ad superos agam:
今や、二つの山を重ねて神々への道を築こう。
§971videat sub Ossa Pelion Chiron suum,
ペーリオン山は、その主であるケイローンをオッサ山の下に見るがよい。
オリンポス山は、第三の段に置かれて天に到達するか、あるいは投げ落とされるだろう。
pectoris sani parum §975magni tamen compesce dementem impetum.
正気を失いつつある狂気の衝動を、しかし偉大なその衝動を抑えるのだ。
§976Quid hoc? Gigantes arma pestiferi movent.
ヘルクレス:これは何だ? 破滅をもたらすギガースたちが武器を動かしている。
ティテュオスは影から逃れ、引き裂かれた空っぽの胸を抱えて、なんと天の近くに立っていることか。
rapuit hic Pindi iuga, §981hic rapuit Oeten, saevit horrendum Mimans.
ある者はピンドス山の嶺を奪い、ある者はオイテー山を奪い、ミマースは恐ろしく猛り狂う。
§982flammifera Erinys verbere excusso sonat §983rogisque adustas propius ac propius sudes §984in ora tendit;
火を放つエリーニュスが鞭を振るって音を立て、葬儀の薪で焦げた杭を、ますます近くへと我が顔に向けて突き出してくる。
saeva Tisiphone, caput §985serpentibus vallata, post raptum canem §986portam vacantem clausit opposita face.
残酷なティシポネーは、頭を蛇で囲まれ、あの犬が奪われた後、松明を構えて、誰もいない門を閉ざした。
§987sed ecce proles regis inimici latet.
だが、見よ、敵対する王の子供たちが隠れている。
§988Lyci nefandum semen: inviso patri
リュコスの忌まわしい血統め。
§989haec dextra iam vos reddet, excutiat levis
お前たちの憎むべき父のもとへ、この右手が今すぐお前たちを送り返してやろう。
§990nervus sagittas, tela sic mitti decet
軽い弦よ、矢を放て。
§991Herculea,
ヘルクレスの武器はこのように放たれるにふさわしい。
§991bQuo se caecus impegit furor?
アムピトリュオーン:盲目な狂気はどこへ突き進んでしまったのか?
§992vastum coactis flexit arcum cornibus
彼は両端を引き絞って、巨大な弓を曲げた。