§21.1Pertimui, scriptumque tuum sine murmure legi,
私はひどく恐れ、お前の手紙をささやき声も立てずに読んだ。
§21.2Iuraret ne quos inscia lingua deos.
私の知らない舌が、何らかの神にかけて誓うことのないように。
§21.3Et, puto, captasses iterum, nisi, ut ipse fateris,
そして、思うに、お前は再び私を罠にかけようとしただろう。
§21.4Promissam scires me satis esse semel.
もし、お前自身が認めるように、一度約束されただけで私が十分であることを、お前が知っていなかったのであれば。
§21.5Nec lectura fui, sed, si tibi dura fuissem,
私は読むつもりもなかった。
§21.6Aucta foret saevae forsitan ira deae.
だが、もし私がお前に対して冷酷であったなら、残酷な女神の怒りが、おそらく増していただろう。
私があらゆることを行い、デーアーナに敬虔な香を捧げているというのに、それでも彼女は、正当な割合以上にお前に味方している。
§21.9Utque cupis credi, memori te vindicat ira;
そしてお前が信じられることを望むように、彼女は執念深い怒りでお前を擁護する。
§21.10Talis in Hippolyto vix fuit illa suo.
彼女のお気に入りであったヒッポリュトスに対しても、彼女はこれほどではなかった。
§21.11At melius virgo favisset virginis annis,
だが、処女の女神は、処女の若い歳月にもっとよく味方してくれたらよかったのに。
§21.12Quos vereor paucos ne velit esse mihi.
彼女がその歳月を、私のためにわずかなものにしたいのではないかと私は恐れている。
なぜなら、原因の分からない病がまとわりつき、私は疲れ果て、医者のいかなる助けによっても救われない。
§21.15Quam tibi nunc gracilem vix haec rescribere quamque §21.16Pallida vix cubito membra levare putas?
これを書き送っているいまの私がどれほど痩せ細り、どれほど青ざめて、肘でかろうじて身体を起こしていると、お前は思うか。
いまや、事情を知っている乳母以外の誰も、私たちの対話のやり取りに気づくのではないかと、新たな恐れが加わっている。
§21.19Ante fores sedet haec quid agamque rogantibus intus, §21.20Ut possim tuto scribere, 'dormit,' ait.
乳母は門の前に座り、中で私が何をしているのか尋ねる者たちに、私が安全に書くことができるよう、「眠っています」と言う。
§21.21Mox, ubi, secreti longi causa optima, somnus §21.22Credibilis tarda desinit esse mora, §21.23Iamque venire videt quos non admittere durum est, §21.24Excreat et dicta dat mihi signa nota.
やがて、長すぎる遅れのせいで、長い密会の最適な口実である「眠り」が信じられなくなるとき、そして、中に入れないことが困難な人々が来るのを彼女が見ると、彼女は空咳をして、あらかじめ決められた合図を私に送る。
§21.25Sicut erant, properans verba inperfecta relinquo, §21.26Et tegitur trepido littera coepta sinu.
言葉が未完成のままで、私は急いで書きかけの言葉を放置し、書き始めた手紙は、震える胸元に隠される。
§21.27Inde meos digitos iterum repetita fatigat;
その後、再び手に取られた手紙は私の指を疲れさせる。
§21.28Quantus sis nobis adspicis ipse labor.
お前が私にとってどれほど大きな苦労であるか、お前自身が見ているとおりだ。
§21.29Quo peream si dignus eras, ut vera loquamur;
本当のことを言えば、お前は、そのために私が死ぬべきほどの価値があっただろうか。
§21.30Sed melior iusto quamque mereris ego.
だが、私は正当なものよりも、またお前が値するものよりも優しいのだ。
それゆえ私は、お前のせいで、何度も健康を危うくしながら、お前の策略のせいで罰を受け、また受けてきたのだろうか。
§21.33Haec nobis formae te laudatore superbae
お前が私の美しさを称賛する、その誇らしい美しさに対して、これが私に与えられる報酬なのか。
§21.34Contingit merces? et placuisse nocet?
気に入られたことが害になるのか。
もし私が不細工でお前の目に留まっていなければ(そうであってほしかったのだが)、非難された身体はいかなる助けも必要としなかっただろう。
いまや私は称賛されて嘆き、いまやあなた方の争いによって私は破滅させられ、自分自身の美点によって私自身が傷つけられている。
お前が譲歩せず、あの男も自分を二番手だとは思わない間、お前は彼の望みを阻み、彼は臨むお前の望みを阻んでいる。
私自身は、激しい北風が沖へと押し出し、引き潮と波が押し戻す船のように翻弄されている。
§21.43Cumque dies caris optata parentibus instat, §21.44Inmodicus pariter corporis ardor adest — §21.45Ei mihi, coniugii tempus crudelis ad ipsum §21.46Persephone nostras pulsat acerba fores!
そして、愛する両親が待ち望んだ日が迫ると、同時に過度の身体の熱がやってくる ――ああ、私にとって、婚礼のまさにその時に、残酷なペルセポネーが私たちの門を叩くのだ!
§21.47Iam pudet, et timeo, quamvis mihi conscia non sim,
いまや私は恥ずかしく、また恐れている。
§21.48Offensos videar ne meruisse deos.
自分にやましいところはないにもかかわらず、怒れる神々の罰に値するように見えるのではないかと。
ある者は、これらのことが偶然に起きていると主張し、別の者は、この夫が天上の方々に受け入れられていないのだと言う。
そして、噂がお前についても何も言っていないと思わないよう、人々の一部は、それらがお前の魔術によってなされたと考えている。
§21.53Causa latet, mala nostra patent;
原因は隠されており、私の不幸は明らかだ。
vos pace movetis §21.54Aspera submota proelia, plector ego!
あなた方は平穏を奪い去り、激しい戦いを引き起こし、罰せされるのは私だ!
§21.55Dic age nunc, solitoque tibi ne decipe more:
さあ言ってみて、いつものやり方で騙さないでほしい。
§21.56Quid facies odio, sic ubi amore noces?
愛によってこのように害を与えるなら、憎しみによってお前は何をするのか。
§21.57Si laedis, quod amas, hostem sapienter amabis — §21.58Me, precor, ut serves, perdere, dire, velis!
もし愛するものを傷つけるなら、お前は賢明にも敵を愛するだろう ――恐ろしい人よ、私を救うために、私を滅ぼしたいと願っておくれ!
§21.59Aut tibi iam nulla est speratae cura puellae,
あるいは、お前にはもはや、望んでいた乙女への配慮がまったくないのだ。
§21.60Quam ferus indigna tabe perire sinis,
その乙女を、不当な衰弱によって死ぬに任せているほどに、お前は非情なのだから。
§21.61Aut, dea si frustra pro me tibi saeva rogatur, §21.62Qua mihi te iactes, gratia nulla tua est.
あるいは、もし私のために残酷な女神がお前に無駄に祈られているなら、お前が私に自慢できるような恩恵など、何もない。
§21.63Elige, quid fingas: non vis placare Dianam —
どちらの言い訳をするか選びなさい。
§21.64Inmemor es nostri;
デーアーナをなだめたくないというなら ――お前は私のことを忘れている。
non potes — illa tui est!
なだめることができないなら ―― 彼女はお前の味方なのだ!
エーゲ海の海原に浮かぶデーロス島が、いっそ一度も、あるいはあの時に、私に知られていなかったならよかったのに!
あの時、私の船は困難な海へと引き出され、踏み出した旅路にとって不吉な時間であった。
§21.69Quo pede processi! quo me pede limine movi!
どのような足で私は進み出たことか! どのような足で私は敷居から動いたことか!
§21.70Picta citae tetigi quo pede texta ratis!
どのような足で私は快速の船の彩色された甲板に触れたことか!
だが、逆風によって帆は二度引き返した ――私は嘘をついている、ああ、愚かな私! あの風こそ順風であったのだ!
行こうとする私を引き戻し、不吉な旅路を妨げてくれたあの風こそ、順風であったのだ。
§21.75Atque utinam constans contra mea vela fuisset — §21.76Sed stultum est venti de levitate queri.
そして、あの風が私の帆に対してずっと逆風であり続けてくれたらよかったのに ――だが、風の気まぐれさを不平に思うのは愚かなことだ。
その場所の評判に促されて、私はデーロスを訪れようと急いでおり、遅い船で旅路を進んでいるように思われた。