Humanitext Reader

キケロ · 縁者・友人宛書簡 §6.16.1

私的な友情への信頼と不在中の庇護の要請

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要旨

キケロは相手との間に十分な私的友情があるため親たちの代に遡る必要はないと述べ、その信頼のもとで自らの不在中の支援を求めている。

§6.16.1si mihi tecum non et multae et iustae causae amicitiae privatim essent, repeterem initia amicitiae ex parentibus nostris, quod faciendum iis existimo qui paternam amicitiam nullis ipsi officiis prosecuti sunt.
もし私とあなたの間に、個人的に多くの、かつ正当な友情の契機がなかったのであれば、私は私たちの親たちに友情の起源を遡って求めたことでしょう。 それは、父親たちの友情を自分自身のいかなる尽力によっても継承してこなかった人々がなすべきことであると、私は考えているからです。
itaque contentus ero nostra ipsorum amicitia.
したがって、私は私たち自身の友情に満足することといたします。
cuius fiducia peto a te, ut absentem me, quibuscumque in rebus opus fuerit, tueare, si nullum officium tuum apud me intermoriturum existimas.
この友情への信頼から、私はあなたにお願いします。 もし、あなたからのいかなる親切も私の心の中で朽ち果ててしまうことはないとお考えくださるならば、どのような事柄において必要が生じようとも、不在の私をお守りください。
vale.
お元気で。

語釈・文法注

  1. §6.16.1si ... essent, repeterem — 接続法過去(essent, repeterem)を用いた反実仮想の条件文であり、現在の事実に反する仮定(「もし〜でないならば、〜することだろう」)を表している。
  2. §6.16.1quod — 関係代名詞の中性単数対格。先行詞は前節の内容(親たちの友情を遡ること)であり、動形容詞を伴う対格不定詞句 quod faciendum [esse] の主語として機能している。
  3. §6.16.1tueare — 異動詞 tueor(守る)の接続法現在2人称単数形(-re は -ris と同等の古い語尾形)。peto a te ut に導かれる間接命令(名詞節)の述語動詞。
  4. §6.16.1intermoriturum — 自動詞 intermorior(死に絶える、消え去る)の未来分詞(対格男性単数)。ここでは esse が省略された未来不定詞として、existimas の目的語となる対格不定詞構文(主語は nullum officium tuum)を形成している。

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キケロ, 縁者・友人宛書簡 §6.16.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi0474.phi056.humanitext-lat1:6.16.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。