Humanitext Reader

キケロ · 縁者・友人宛書簡 §5.3.1-5.3.2

ケレルへの友情の確認と属州の件の委託

77 / 413 箇所 · ラテン語

要旨

キケロはネポスの侮辱をケレルの好意によって耐え忍び、ケレルを兄弟とみなしたいと述べる。また属州の件はロッリウスに詳細を伝えたとし、ケレルに旧情を保つよう願う。

§5.3.1hominis importunissimi contumeliae, quibus crebris contionibus me onerat, tuis erga me officiis leniuntur et, ut sunt leves ab eius modi homine, a me despiciuntur, libenterque commutata persona te mihi fratris loco esse duco.
極めて執拗な男の侮辱は、彼が頻繁な民会において私に浴びせかけるものですが、私に対するあなたの好意によって和らげられ、また、そのような類の男からのものとして軽いものであるがゆえに、私によって軽んじられています。 そして私は喜んで、役割を入れ替え、あなたを私にとって兄弟のような存在であるとみなします。
§5.3.2de illo ne meminisse quidem volo, tametsi bis eum invitum servavi.
彼については思い出すことさえ望みません。 もっとも、私は嫌がる彼を二度も救ってやったのですが。
de meis rebus, ne vobis multitudine litterarum molestior essem, ad Lollium perscripsi, de rationibus provinciae quid vellem fieri, ut is vos doceret et commonefaceret.
私の用件については、手紙の多さであなた方を煩わせることのないよう、属州の会計に関して何を望んでいるかを含め、ロッリウスに詳細に書き送りました。 彼があなた方に説明し、促すことができるようにするためです。
si poteris, velim pristinam tuam erga me voluntatem conserves.
もしできるなら、私に対する以前の好意を保っていただきたいと思います。

語釈・文法注

  1. 5.3.1ut sunt leves — 接尾辞的に機能する接続詞 ut が直説法を伴い、「〜であるからには」あるいは「〜の常として」と因果関係・事実の記述を表す。ここでは、侮辱が「そのような男から発せられたものであり、軽いものであるからこそ」無視できるという、理由に近いニュアンスを含んでいる。
  2. 5.3.1commutata persona — 奪格独立構文。「役割(仮面)を取り替えて」という演劇の比喩。直前の文脈で敵対していた兄弟(メテッルス・ネポス)に代わり、今度は宛先であるメテッルス・ケレルを「兄弟の立場」に置くという役割の交代を指す。
  3. 5.3.2velim... conserves — 接続法現在 velim(控えめな願望「〜してほしいと思う」)に、接続法現在の conserves(ut が省略された名詞節)が直接続いている。

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キケロ, 縁者・友人宛書簡 §5.3.1-5.3.2. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi0474.phi056.humanitext-lat1:5.3.1-5.3.2

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。