Humanitext Reader

キケロ · 縁者・友人宛書簡 §16.2.1

アリュズィアからの便りとチロの健康への念押し

392 / 413 箇所 · ラテン語

要旨

キケロはチロに対し、自身の不安な心境を語るのを避けつつも、チロの健康と再会が最大の喜びであることを伝える。また、現在のアリュズィアまでの旅程と今後の連絡について述べ、チロに健康を最優先にするよう強く促す。

§16.2.1non queo ad te nec libet scribere quo animo sim adfectus;
私は、自分がどのような心境でいるかをあなたに書くこともできないし、また書きたくもありません。
tantum scribo et tibi et mihi maximae voluptati fore, si te firmum quam primum videro.
ただ、私ができるだけ早く元気なあなたに会えたなら、それがあなたにとっても私にとっても最大の喜びとなるだろう、とだけ書いておきます。
Tertio die abs te ad Alyziam accesseramus (is locus est citra Leucadem stadia cxx);
あなたと別れて三日目に、私たちはアリュズィアに到着していました(この場所はレウカスの手前百二十スタディオンのところにあります)。
Leucade aut te ipsum aut tuas litteras a Marione putabam me accepturum.
レウカスにおいて、私はあなた自身か、あるいはあなたの手紙を、マリオから受け取ることになるだろうと思っていました。
quantum me diligis, is tantum fac ut valeas, vel quantum te a me scis diligi.
あなたが私を愛してくれている分だけ、あるいは、あなたが私からどれほど愛されているかを知っているその分だけ、どうか健康であるように努めてください。
non. Nov. Alyzia.
11月5日、アリュズィアにて。

語釈・文法注

  1. §16.2.1quo animo sim adfectus — 間接疑問節であり、主節の `scribere` に依存する。`sim adfectus` は接続法現在受動態。
  2. §16.2.1maximae voluptati fore — 二重与格構文。`et tibi et mihi` が「利害の与格」、`maximae voluptati` が「目的・結果の与格」として機能する。`fore`(未来不定詞 `futurum esse`)は `scribo`(ここでは伝達の動詞「〜と書く」)に導かれる対格不定詞構文の述語。
  3. §16.2.1is tantum — 前節の相関関係詞 `quantum` に対する指示代名詞・副詞的表現。写本によっては `is` が欠けているか、あるいは `tute` や `i` などの異読が存在するが、ここでは相関関係(...と同じくらい、それほどまでに)を強める表現、あるいは主語(あなた自身)の強調として解釈される。
  4. §16.2.1fac ut valeas — `fac`(`facio` の命令法単数能動態)に `ut`+接続法現在(`valeas`)が続く形で、直接的な命令(「健康であれ」)を和らげつつ促す、書簡体や日常会話で頻出する迂言的命令表現。

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キケロ, 縁者・友人宛書簡 §16.2.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi0474.phi056.humanitext-lat1:16.2.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。