Humanitext Reader

キケロ · 縁者・友人宛書簡 §10.21a.1

兄弟の病気の弁明と友情の継承の願い

221 / 413 箇所 · ラテン語

要旨

プランクスは病気になった兄弟の不在をキケロに弁明し、自身の名誉の保護を懇願するとともに、戦死したヒルティウスに代わってキケロとの深い友愛関係を築くことを望んでいる。

§10.21a.1fratrem meum tibi, fortissimum civem et ad omnia paratissimum, excusem litteris? qui ex labore in febriculam incidit adsiduam et satis molestam.
私の兄弟を、最も勇敢な市民であり、あらゆることに万全の備えをしている者を、私が手紙であなたに対して弁明すべきでしょうか。 彼は過労から、絶え間なく続く、かなり煩わしい微熱にかかってしまったのです。
Cum primum poterit, istoc recurrere non dubitabit, ne quo loco rei p. desit.
彼が動き出せるようになり次第、いかなる立場においても国家に対する義務を怠ることがないよう、そちらへ駆け戻ることをためらわないでしょう。
meam dignitatem commendatam habeas rogo.
私の名誉を心に留めてくださるようお願いします。
concupiscere me nihil oportet;
私は何も切望すべきではありません。
habeo te et amantissimum mei et, quod optavi, summae auctoritatis;
私には、私を深く愛してくれ、かつ私が望んだ通り、最高の権威を持っておられるあなたがいるのですから。
tu videris quantum et quando tuum munus apud me velis esse.
あなたからのご好意を、いつ、どれほどの規模で私に施すことを望まれるかは、あなたご自身でお決めください。
tantum te rogo, in Hirti locum me subdas et ad tuum amorem et ad meam observantiam.
ただあなたにお願いしたいのは、あなたからの寵愛と私からの敬意の両面において、私をヒルティウスの代わりに据えていただきたいということです。

語釈・文法注

  1. §10.21a.1excusem — 接続法現在1人称単数。疑問文において「〜すべきだろうか」という当惑・思案を表す接続法(deliberative subjunctive)として使われている。
  2. §10.21a.1quo loco — 不定代名詞 `aliquo` が否定を表す `ne` の後で `quo` に短縮された形。`loco` は関係・観点の奪格、あるいは比喩的な場所の奪格で、「どのような立場においても」「いかなる点においても」を意味する。
  3. §10.21a.1commendatam habeas — 願望・懇願を表す `rogo` の目的語となる `ut` 節において、接続詞 `ut` が省略され、接続法現在2人称単数 `habeas` が直接続いている。`habeas` + 完了分詞 `commendatam`(形容詞的)は「推薦された状態に保つ」、すなわち「心に留める、保護する」という持続的な状態を表す。
  4. §10.21a.1summae auctoritatis — 性質(特徴)の属格。先行する `te` を修飾し、`habeo te ... summae auctoritatis`(私は最高の権威を持つ者としてあなたを擁している)の構造をなす。
  5. §10.21a.1tu videris — 動詞 `video` の未来完了(または接続法完了)2人称単数。相手への配慮や決定の委ねを表す慣用的な表現で、「あなたが考慮すべきである」「あなたにお任せする」の意味になる。
  6. §10.21a.1in Hirti locum me subdas — `rogo` に導かれる `ut` 省略の接続法節。`subdas` は `subdo`(代わりに置く、代入する)の接続法現在2人称単数。`Hirti`(執政官 Hirtius の単数属格)は、最近ムティナの戦いで戦死したアウルス・ヒルティウスを指し、彼の占めていたキケロの親友としての地位に自分を置いてほしいと懇願している。

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キケロ, 縁者・友人宛書簡 §10.21a.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi0474.phi056.humanitext-lat1:10.21a.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。