Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §11.35.1

葡萄の変化と消滅ではない別の状態への移行

447 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

葡萄の実が変化していく過程を例に挙げ、万物の変化は完全な消滅ではなく、別の存在状態への移行にすぎないと説明する。

§11.35.1Ὄμφαξ, σταφυλή, σταφίς, πάντα μεταβολαί, οὐκ εἰς τὸ μὴ ὄν, ἀλλὰ εἰς τὸ νῦν μὴ ὄν.
青い葡萄、熟した葡萄、干し葡萄。 これらすべては変化であり、存在しないものへの変化ではなく、ただ今は存在しないものへの変化である。

語釈・文法注

  1. §11.35.1πάντα μεταβολαί — コピュラ(ἐστί または εἰσίν)が省略されている。πάντα が主語、μεταβολαί が述語名詞である。葡萄の三つの連続する状態が、すべて物質の変化(μεταβολή)の過程にすぎないことを端的に示している。
  2. §11.35.1οὐκ εἰς τὸ μὴ ὄν, ἀλλὰ εἰς τὸ νῦν μὴ ὄν — 前置詞句 εἰς... は名詞 μεταβολαί に係り、「〜への変化」を意味する。絶対的な非存在や虚無を表す τὸ μὴ ὄν と、相対的な非存在(「現在は存在しないが、将来の別の形態としては存在する潜在的な状態」)を表す τὸ νῦν μὴ ὄν を対比させ、ストア派の物質不滅と流転の思想を表現している。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §11.35.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:11.35.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。