Humanitext Reader

テオプラストス · 断片 §73.1

繁栄を覆す運命の気まぐれな性質

75 / 196 箇所 · ギリシア語

要旨

運命の気まぐれで予測不可能な性質について、過去の労苦を台無しにし、定まった時を持たずに繁栄を覆すものであるとテオプラストスが語る。

§73.1Fr. 73 Ἄσκοπος ἡ τύχη, φησὶν ὁ Θ., καὶ δεινὴ παρελέοσθαι τὰ προπεπονημένα καὶ μεταρρίψαι τὴν δοκοῦσαν εὐημερίαν, οὐθένα καιρὸν ἔχουσα τακτόν.
Fr. 73 「運命は予測不可能であり、」とテオプラストスは言う。 「過去の労苦の成果を奪い去り、見かけの繁栄を覆すことに恐るべき力を持っており、いかなる定まった時をも持たない。 」

語釈・文法注

  1. §73.1δεινὴ — 形容詞 δεινός が不定詞(παρελέοσθαι および μεταρρίψαι)を伴って、「〜することに長けている」「〜するのに恐るべき力がある」という意味を表す。
  2. §73.1παρελέοσθαι — 動詞 παραιρέομαι(奪い去る、台無しにする)のアオリスト不定詞中動態 παρελέσθαι の異綴り。
  3. §73.1τὰ προπεπονημένα — 動詞 προπονέω(前もって労苦する)の完了中受動分詞中性複数対格で、「あらかじめ苦労して成し遂げられたこと」「過去の労苦の成果」を意味する。
  4. §73.1οὐθένα — 否定の形容詞 οὐδείς(何ものも〜ない)の対格男性単数形。古典期以降に見られる οὐδένα の異形表記。

この箇所を引用する

テオプラストス, 断片 §73.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0093.tlg010x09.humanitext-grc1:73.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。