Humanitext Reader

テオクリトス · エピグラム集 §14.1-14.4

公正で夜間も応じるカイコスの両替台

14 / 25 箇所 · ギリシア語

要旨

カイコスの両替商の公正さと、夜間であっても外国貨幣の換金に快く応じるという並外れたサービス精神を称える。

§14.1Ἀστοῖς καὶ ξείνοισιν ἴσον νέμει ἥδε τράπεζα·
この両替台は、市民にも異邦人にも平等に分配する。
§14.2θεὶς ἀνελοῦ ψήφου πρὸς λόγον ἐρχομένης.
\n 預け入れてから、算出される計算に従って引き取るがよい。
§14.3ἄλλός τις πρόφασιν λεγέτω·
\n 他の誰かには言い訳を言わせておくがよい。
τὰ δʼ ὀθνεῖα Κάικος §14.4χρήματα καὶ νυκτὸς βουλομένοις ἀριθμεῖ.
だが、カイコスは、\n 望む者たちには、夜であっても外国の貨幣を数えて支払うのだ。

語釈・文法注

  1. 14.2θεὶς ἀνελοῦ — aorist能動態分詞 θεὶς(τίθημι「置く、預ける」)とaorist中道態命令法 ἀνελοῦ(ἀναιρέω「受け取る、引き出す」)の組み合わせ。銀行の窓口において、まず資金を預け入れ(あるいは提示し)、しかる後にそれに見合う額を引き出すという一連の取引手順を表す。
  2. 14.2ψήφου πρὸς λόγον ἐρχομένης — πρὸς λόγον は属格を支配して「〜の割合で、〜に従って」を意味し、ここでは現在分詞 ἐρχομένης を伴う ψήφου(計算、勘定用の石)にかかる。「計算が(正しく)算出されるのに従って」、すなわち1ペニーの狂いもなく正確に合致する計算に基づいて取引が行われることを示す。
  3. 14.3ἄλλός τις πρόφασιν λεγέτω — 三人称単数命令法 λεγέτω(λέγω「言う」)を用い、「他の者は言い訳を言わせておけ」とする。他の両替商が夜間営業を拒んだり、外国為替の取り扱いを渋ったりして言い逃れをするのに対し、カイコスはそうではないという対比を際立たせる。
  4. 14.4βουλομένοις — 現在分詞 βουλόμενος(望む、欲する)の与格複数形。実質的に名詞化されており、「それを望む人々に対して」を意味する。ἀριθμεῖ(数えて支払う)の間接目的語であり、顧客の側の自発的な要求に応じていつでも応じる姿勢を示している。

この箇所を引用する

テオクリトス, エピグラム集 §14.1-14.4. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0005.tlg002.humanitext-grc2:14.1-14.4

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。