Humanitext Reader

トゥキュディデス · ペロポネソス戦史 §5.95.1

中立の拒絶と被支配者への力の誇示

595 / 917 箇所 · ギリシア語

要旨

アテナイ人は、メロス人の友好はアテナイの弱さの証拠とみなされ、逆に彼らの憎しみはアテナイの力の証拠として被支配者に示されるため、中立関係は受け入れられないと反論する。

§5.95.1ΑΘ. οὐ γὰρ τοσοῦτον ἡμᾶς βλάπτει ἡ ἔχθρα ὑμῶν ὅσον ἡ φιλία μὲν ἀσθενείας, τὸ δὲ μῖσος δυνάμεως παράδειγμα τοῖς ἀρχομένοις δηλούμενον.
アテナイ人というのも、あなた方の敵意が私たちに与える害は、あなた方の友好が(私たちの)弱さの、また(あなた方の)憎しみが(私たちの)力の、被支配者たちに示される証拠となることほどには、大きくないからだ。

語釈・文法注

  1. §5.95.1οὐ γὰρ τοσοῦτον ... ὅσον — τοσοῦτον ... ὅσον は「...ほどには(それほど)〜ない」という比較・相関関係を表す。ここでは「あなた方の敵意がもたらす害(τοσοῦτον ἡμᾶς βλάπτει ἡ ἔχθρα ὑμῶν)」と「あなた方の友好/憎しみが被支配者に与える印象(ὅσον ...)」が比較されている。
  2. §5.95.1ἡ φιλία μὲν ἀσθενείας, τὸ δὲ μῖσος δυνάμεως παράδειγμα τοῖς ἀρχομένοις δηλούμενον — 対比的な二つの節(ἡ φιλία μὲν ... / τὸ δὲ μῖσος ...)において、述語部分である παράδειγμα ... δηλούμενον(および存在動詞 ἐστί の省略)が前半の φιλία 節にも共通してかかっている。属格 ἀσθενείας(弱さ)と δυνάμεως(力)は、ともにアテナイ側の属性(アテナイの弱さ、アテナイの支配力)を指す説明的・目的格的属格として機能している。τοῖς ἀρχομένοις は「支配されている者たち(アテナイの属領・同盟国の人々)」を指す与格で、δηλούμενον にかかる。

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トゥキュディデス, ペロポネソス戦史 §5.95.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0003.tlg001.humanitext-grc2:5.95.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。