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カシナ

§700-783

リシダムスの帰宅とシャリヌスが語る婚礼の罠

ライシダムスはパルダリスカに説得を懇願した後、買い出しから戻ったオリンピオと出会って家に入る。その後、シャリヌスが老主人たちを騙すための家の中の滑稽な準備状況を観客に暴露する。

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700

​Atque íngratiís, quia non vólt, nubet hódie.

そして彼女が望まなくても、不本意ながら今日結婚するのだ。

​nam quór non ego íd perpetrém quod coépi,

なぜなら、私が始めたことを成し遂げてはならない理由があるだろうか、

​ut núbat mihi? íllud quidém volebam,

私と結婚するために?もっとも、私はあれを望んでいたのだが、

​nostró vilico.1

私たちの管理人のために。

​Saepícule peccas.

ずいぶんと度々言い間違えられますね。

​Timór praepedít verba. vérum, obsecró te,

恐怖が言葉を妨げるのだ。だが、お願いだから、

705

​dic méd uxorem órare ut éxoret íllam,

妻に、彼女(カシナ)を説得してくれるよう私が頼んでいると伝えてくれ、

​gládium ut ponat ét redire me íntro ut liceat.

剣を置いて、私が中に入るのを許してくれるように、と。

​Núntiabo.

お伝えします。

Ét tu orato.

そして、お前も頼んでくれ。

​Et ego órabo.

私も頼みましょう。

​At blande órato, ut solés. sed audin?

だが、いつものようになだめるように頼むのだぞ。ところで、聞こえるか?

​si efféxis hoc, soleás tibi dabo, et ánulum in digitum aúreum et bona plúruma.

もしこれをやり遂げてくれたら、お前にサンダルをやり、指に金の指輪をはめ、たくさんの素晴らしいものをやろう。

710

​Operám dabo.

努力しますわ。

​Face ut ímpetres.

何とか承諾させてくれ。

​Eo núnciam, nisi quíppiam

では、もう行きます。もし何か

​remoráre me.

私を引き留めることがなければ。

​Abi et cúra.

行って、よろしく頼む。

​redit éccum tandem opsónatu meus ádiutor, pompám ducit.

見よ、ついに買い出しから私の助手(オリンピオ)が戻ってきた。行列を率いているぞ。

720

​Vide, fúr, sentis súb signis ducás.

見ろ、泥棒め、茨の群れを旗印の下に率いているかのようだ。

​Qui vero hi súnt sentis?

でも、なぜこの者たちが茨なのですか?

​Quia quód tetigere, ilíco rapiunt, si eás ereptum, ilíco scindunt:

触れたものを何でもすぐにひったくり、奪い返そうとすればすぐに引き裂くからだ。

​ita quóquo adveniunt, úbiubi sunt, duplicí damno dominós multant.

そのように、彼らがどこに行こうとも、どこにいようとも、主人たちに二重の損害を与えるのだ。

​Heia.

おい!

Áttat. cesso mágnufice patriciéque amicirier átque ita ero meo ire ádvorsum?

おっと。堂々と貴族らしく身を包み、その姿で主人の前に進み出るのをためらう必要があろうか?

​Bone vír, salve.

善き人よ、こんにちは。

​Fateór.

認めましょう。

​Quid fit?

調子はどうだ?

​Tu amás: ego ésurio et sitio.

旦那様は恋をしておられますが、私はお腹が空き、喉が渇いています。

​Lepide éxcuratus incéssisti.

お前は実に見事に着飾って歩いてきたな。

​Aha, hodie

ああ、今日は…

​Mane véro, quamquam fástidis.

いや、待つんだ、お前が嫌がろうとも。

​Fu fú, fetet tuos míhi sermo.

うへぇ、お前の言葉は私には臭うぞ。

​Quae rés?

どういうことだ?

​Haec res. etiámne adstas? enim véro πράγματά μοι παρέχεις.2

こういうことです。まだそこに立っているのですか?全く、私に πράγματά μοι παρέχεις。

​Dabo tibi μέγα κακόν,

お前に μέγα κακόν を与えてやろう、

730

​ut ego opinor, nisi resistis.

私の思うに、もしお前が立ち止まらないなら。

ὦ Ζεῦ,

ὦ Ζεῦ,

​potin a me abeas, nisi me vis vomere hodie?

私から離れてくれないか、今日私に吐かせたくないなら?

​Máne.

待て。

​Quid est? quis hic ést homo?

何ですか?この男は誰だ?

​Erus súm.

主人だ。

​Quis erus?

どこの主人だ?

​Cuius tú servo'sservus es.

お前が奴隷であるところの主人だ。

​Servós ego?

私が奴隷だと?

​Atqué meus.

それも、私の奴隷だ。

​Non súm ego líber?

私は自由の身ではないのか?

​meménto, meménto.

覚えておけ、覚えておくのだぞ。

​Mane átque asta.

待って、立ち止まれ。

​Omítte.

離してください。

​Servós sum tuós.

私はあなたの奴隷です。

​Optumést.

よろしい。

​Opsecró te,

お願いですから、

​Olýmpisce mí, mi patér, mi patróne.

私の愛しいオリンピオ、私の父よ、私の保護者よ。

​Em,

ほら、

740

​sapis sáne.

実に賢いな。

​Tuos sum équidem.

私は確かにあなたのものです。

​Quid mi ópust servo tam néquam?

それほど役立たずの奴隷が、私に何の役に立つというのだ?

​Quid núnc? quam mox recreás me?

ところで、いつになったら私を元気づけてくれるのだ?

​Cená modo si sit cócta.

ディナーさえでき上がっていればすぐにでも。

​Hisce érgo abeant.

では、この者たちを中に行かせよう。

​Properé cito intró ite ét cito deproperáte.

急いで、速やかに中に入り、急いで早く支度しろ。

​ego iam íntus ero, facite cenam mihi ut ebria sit.3

私はすぐに中に行く。私のために食事を ut ebria sit にしてくれ。

​séd lepide nitidéque volo, níl moror barbaricó bliteo.

しゃれていて見事なものがいい、田舎臭いホウレンソウもどきなどはまっぴらだ。

​stasne etiam? i sis, ego hic habeo. numquid est ceterum quod morae sit?

まだ立っているのか?どうか行ってくれ。私はここに用がある。他に遅れる理由があるか?

​Gladiúm Casinam intus habére ait, qui me átque te intérimat.

カシナが中であんたと俺を殺すための剣を持っていると彼女が言っているのだ。

750

​Scio. síc sine habére;

知っている。そのまま持たせておけ。

​nugás agunt: nóvi

たわ言を言っているだけだ。私は知っている、

​ego illás malas mérces.

あの悪党どものことを。

​quin tu í modo mécum

さあ、とにかく私と一緒に

​domum.

家へ行くのだ。

​At pól malum métuo.

しかし、ヘラクレスにかけて、私はお仕置きが恐ろしい。

755

​i tú modo, perspicitó prius quid íntus agátur.

とにかく行くのだ、まず中で何が行われているか確かめるのだ。

​Tam míhi mea víta

私にとって私の命は、

​quam túa tibi cárast.

あなたにとってあなたの命が大切であるのと同じくらい大切なのです。

​verum í modo.

だが、とにかく行くのだ。

​Si tú iubes, em íbitur4 tecum.

あなたがそう命じるなら、ほら、ご一緒に行きましょう。

​Nec pol ego Nemeae credo neque ego Olympiae

ヘラクレスにかけて、私はネメアでもオリンピアでも、

760

​neque usquam ludos tam festivos fieri

また他のどこでも、これほど愉快な競技が行われることはないと思う、

​quam hic intus fiunt ludi ludificabiles

私たちの旦那様と管理人のオリンピオをからかうための愉快極まりない見世物が、

​seni nóstro et nostro Olympioni vilico.

この中で今行われているように。

​omnes festinant intus totis aedibus,

家の中のあちこちで皆が急ぎ回っている。

​senex ín culina clamat, hortatur coquos:

老人は厨房で叫び、料理人たちを急き立てている。

765

“quin agitis hodie? quin datis, si quid datis?

「なぜ今日やらないのだ?出すものがあるなら、なぜ出さないのだ?

​properate, cenam iam esse coctam oportuit.”

急げ、食事はもうとっくに調理されていなければならなかったのだ。」

​vilicus is autem cum corona, candide

一方、あの管理人は花冠をつけ、白い服をまとい、

​vestitus, lautus exornatusque ambulat.

身綺麗に着飾って歩き回っている。

​illae autem armigerum in cubiculo exornant duae,

あの一方で、あの二人の女は寝室で武装した兵士を着飾らせている、

770

​quem dent pro Casina nuptum5 nostro vilico.

私たちの管理人にカシナの代わりに嫁として与えるために。

​sed nimium lepide dissimulant, quasi nil sciant​fore huius quod futurumst; digne autem coqui​nimis lépide ei rei dant operam, ne cenet senex,

しかし、彼女たちは、これから起こることを何も知らないかのように、実に見事にしらを切っている。またふさわしくも、料理人たちは 老人が食事をできないようにするために、実に見事にその仕事に励んでおり、

+追加マーカー:772_773 (翻訳側で原文にないマーカーが挿入されたため、本セクションに統合)

​aulas pervortunt, ignem restingunt aqua:

鍋をひっくり返し、火を水で消している。

775

​illarum oratu faciunt; illae autem senem

彼女たちの頼みでそうしているのだ。一方、彼女たちは老人が

​cupiunt extrudere incenatum ex aedibus,

食事をせずに家から追い出されることを望んでいる、

​ut ipsae solae ventres distendant suos.

自分たちだけでお腹を膨らませるために。

​novi ego illas ambestrices: corbitam cibi

私はあの食いしん坊の女どもを知っている。貨物船いっぱいの食べ物を

​comesse possunt. sed aperitur ostium.

平らげることができるのだ。だが、扉が開くぞ。

780

​Si sapitis, uxor, vos tamen cenabitis,

もし賢明なら、お前たち、妻よ、とにかく食事をするがよい、

​cena ubi erit cocta; égo ruri cenavero.

食事が出来上がったら。私は田舎で食事を済ませるだろう。

​nam novom maritum ét novam nuptam volo

というのも、新しい新郎と新しい新婦を私は

​rus prosequi, novi hominum mores maleficos,

田舎まで見送りたいのだ。人々の意地の悪い習性を私は知っているからな、

構文注5 件
  1. 703nostró vilico

    直前の "ut nubat mihi"(私と結婚するために)という、自身の本音を漏らしてしまった失言を、与格の "nostro vilico"(私たちの管理人に)によって慌てて取り繕い、言い直している場面である。

  2. 728bπράγματά μοι παρέχεις

    ギリシア語の慣用表現で「私に面倒(厄介ごと)をかける」の意。ローマ喜劇において、奴隷が気取ってギリシア語を交えることで生じる滑稽な効果を狙った表現である。

  3. 746ut ebria sit

    直訳すると「(食事が)酔っ払っているように」であるが、比喩的に「非常に豪華な」「酒がふんだんに使われた」食事を用意せよという指示として機能している。

  4. 758bibitur

    自動詞 ire(行く)の未来時制・非人称受動態。直訳すると「行かれるだろう」となり、「(ご一緒に)行きましょう」という動作を主語をあえて曖昧にして表現した形である。

  5. 770nuptum

    動詞 nubere(嫁ぐ)のスピーヌム(目的目的格)であり、与える(dent)の目的(〜するために嫁がせる)を表している。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)urn:cts:latinLit:phi0119.phi006.humanitext-lat2:700-783