- 底本
- Plautus. Plauti Comoediae, Volume 1. Leo, Friedrich, editor. Berlin: Weidmann, 1895.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:latinLit:phi0119.phi006.humanitext-lat2:486-550
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
リシダムスはカシナを迎え入れるために隣人アルケシムスの家を空ける手配をし、買い出しを命じる。しかし、陰謀を察知したクレオストラタはアルケシムスの妻の貸し出しを巧みに断り、アルケシムスは自分が企てに巻き込まれたことを後悔する。
tantisper dum égo cum Casina faciam nuptias.
ほんのしばらくの間、私がカシナと婚礼を執り行うまでのな。
hinc tu ante lucem rus cras duces postea.
その後で、明日夜明け前にお前が彼女をここから農場へ連れて行くのだ。
satin docte?
十分に賢いだろう?
Astute.
抜け目ありませんね。
Age modo, fabricamini,
さあやるがいい、企むがよい。
malo hercle vestro tam vorsuti vivitis.
ヘラクレスにかけて、お前たちは自分たちの災いとなるように、そのように悪賢く生きているのだ。
Scin quid nunc facias?
お前は今何をすべきか知っているか?
Loquere.
おっしゃってください。
Tene marsuppium,
財布を受け取れ。
abi atque obsona, propera, sed lepide volo,
行って食料を買いなさい、急げ、だが素晴らしいものがいい、
molliculas escas, út ipsa mollicula est.
彼女自身がとても柔らかいように、とても柔らかい食べ物をな。
Licet.
かしこまりました。
Emito sepiolas, lepadas, lolligunculas,
コウイカ、カサガイ、ちっちゃなヤリイカ、
hordeías.1
それからオオムギ風の魚をな。
Immo triticeías, si sapis.
いや、知恵があるならコムギ風にするべきだな。
Soleas.
シタビラメをな。
Qui quaeso potius quam sculponeas,
お願いだから、木靴のほうにしてはどうです?
quibus báttuatur tíbi os, senex nequissime?
それでお前の口が叩かれるようにだ、この上なく不埒な極悪老人め。
Vin lingulacas?
リングラカエ(舌魚)は要るか?
Quid opust, quando uxor domi est?
家に妻がいるのに、何の必要がありましょう?
ea lingulaca est nobis, nam numquam tacet.
私たちにとって彼女こそがリングラカですから、何しろ決して黙りません。
In re praesenti ex copia piscaria
現場に行ってから、魚の品揃えを見て、
consulere quid emam potero.
何を買うべきか決めることができるでしょう。
Aéquom oras, abi.
もっともな要求だ、行きなさい。
argento parci nolo, obsonato ampliter.
お金を惜しむことは望まない、たっぷりと買い出しをしなさい。
nam mihi vicino hoc etiam convento est opus,
私には、この隣人に会うこともまた必要なのだ、
ut quod mandavi curet.
私が頼んだことを彼が取り計らってくれるように。
Iamne abeo?
もう行ってよいですか?
Volo.—
行っておくれ。—
Tribus nón conduci possum libertatibus,2
私は三つの自由を提示されても雇われはしない、
quin ego illis hodie comparem magnum malum
今日彼らに大いなる災いを用意し、
quinque hanc omnem rem meae erae iam faciam palam.
この全容を今すぐ我が女主人に暴露せずにはおられないのだ。
manifesto teneo in noxia inimicos meos.
私は敵どもの悪行の現場を現行犯で掴んでいる。
sed si nunc facere volt era officium suom,
だが、もし今、女主人も自分の義務を果たそうとするならば、
nostra omnis lis est. pulchre praevortar viros.
この訴訟は私たちの完全な勝利だ。私は見事にあの男たちの先手を打ってやろう。
nostro omine it dies; iam victi vicimus.
今日という日は私たちの吉兆のもとに進んでいる。すでに負けていた私たちが勝ったのだ。
ibo intro, ut id quod alius condivit cocus,
家に入ろう、別の料理人が味付けした料理を、
ego nunc vicissim ut alio pacto condiam,
今度は私が別のやり方で味付けしてやるために。
quo id quoi paratum est ut paratum ne siet
それによって、それが用意されていた相手にとって用意されていないものとなり、
sitque ei paratum quod paratum non erat.—
彼にとっては、用意されていなかったものが用意されたものとなるように。—
Núnc amici ánne inimici sís imago, Alcésime,
アルケシムスよ、今こそお前が友の姿を示すのか、それとも敵の姿を示すのかが、
mihi sciam, nunc specimen specitur, nunc certamen cernitur.
私には分かるだろう。今や試金石が試され、今や決戦が見定められるのだ。
cur amem me castigare, id ponito ad compendium,
なぜ私が恋をしているのかと私を責めること、それは省いてくれ。
cano capite aetate aliena eo addito ad compendium,
白髪頭であることや、ふさわしくない年齢であること、それもまた省いておくれ。
cui sit uxor id quoque illuc ponito ad compendium.
妻がいること、それもやはりそこに省きとして置いておくれ。
Miseriorem ego ex amore quam te vidi neminem.
私は恋のせいであなたほど惨めになっている者を誰も見たことがありません。
Fac vacent aedes.
家を空にしてくれ。
Quin edepol servos, ancillas domo
それどころか、ポルクスにかけて、奴隷や女奴隷たちを家から
certum est omnis mittere ad te.
全員お前のもとへと送り出すつもりだ。
Oh, nimium scite scitus es.
おお、お前はこの上なく気が利いている。
sed facito dum merula † pervorsus quos cantat colas:
だが、ツグミが奇妙にさえずっている間、お前が世話をするようにしてくれ。
cum cibo suo quique facito ut veniant, quasi eant Sutrium.3
各人が自分の食べ物を持って来るようにしてくれ、まるでストリウムに行くかのように。
Meminero.
覚えておこう。
Em, nunc enim te demum nullum scitum scitiust.
ほら、今やお前ほど気が利いた者は他にはいない。
cura, ego ad forum modo ibo: iam hic ero.
取り計らっておくれ、私はちょっと広場に行ってくる。すぐに戻る。
Bene ambula.
行ってらっしゃい。
Fac habeant linguam tuae aedes.
お前の家が舌を持つようにしてくれ。
Quid ita?
どういうことだ?
Cum veniam, vocent.
私が来たら、私を呼ぶようにな。
Attatae, caedundus tú homo es: nimias delicias facis.
おっと、お前という奴はぶっ叩かれるべきだな。あまりにもふざけすぎている。
Quid me amare refert, nisi sim doctus ac dicaculus?
もし私が機知に富み、おしゃべりでなければ、私が恋をしていることに何の意味がある?
sed tu cave in quaesitione mihi sis.—
だが、私が探すときにお前が不在でいないように気をつけるのだぞ。—
Vsque adero domi.—
ずっと家にいますとも。—
Hoc erat ecastor quod me vir tanto opere orabat meus,
エカストルにかけて、これこそが私の夫がこれほどの熱意をもって私に頼んでいたことなのだ、
ut properarem arcessere hanc huc ad me vicinam meam,
私がこの隣の女を私のところへと急いで呼び寄せるようにと、
liberae aedes ut sibi essent, Casinam quo deducerent.
自分たちの家が空になり、そこへカシナを連れ込むことができるように。
nunc adeo nequaquam arcessam, ne illis ignavissumis
だから今や、私は決して呼び寄せはしない。あの最も卑劣な奴ら、
liberi loci potestas sit, vetulis vervecibus.
あの老いぼれの去勢羊どもに、自由にできる場所の機会が与えられないようにな。
sed eccum égreditur, senati columen, praesidium popli,
だが、見よ、出てくるのは、元老院の柱にして民衆の守護者、
meus vicinus, meo viro qui liberum praehibet locum.
私の夫に自由な場所を提供している、私の隣人が。
non ecastor vilis emptu est, modio qui venit salis.4
非凡な価値があるわけではないな、塩一モディウスで買われる男なのだから。
Miror huc iam non arcessi in proxumum uxorem meam,
私の妻がまだ隣に呼び寄せられないのを不思議に思う。
quae iam dudum, si arcessatur, ornata exspectat domi.
彼女はもうずいぶん前から、もし呼ばれればと、身なりを整えて家で待っているというのに。
sed eccam, opino arcessit. salve, Cleostrata.
だが、見よ、彼女だ。呼び寄せに来たのだろう。こんにちは、クレオストラタ。
Et tu, Alcesime.
ごきげんよう、アルケシムス。
ubi tua uxor?
あなたの奥様はどこに?
Intus illa te, si se arcessas, manet;
中で彼女は、あなたが呼びに来るのを待っています。
nam tuos vir me orávit, ut eam ístuc ad te adiutum mitterem.
お宅の旦那が、彼女をそちらに手伝いに送るよう私に頼んだのです。
vin vocem?
呼びましょうか?
Sine eam nolo si occupata est.
そのままにしておいてください、もし忙しいなら結構です。
Otium est.
暇ですよ。
Nil moror, molesta ei esse nolo; post convenero.
結構です。彼女に迷惑をかけたくありません。後でお会いしましょう。
Non ornatis istic apud vos nuptias?
そちらでは婚礼の準備をなさらないのですか?
Orno et paro.
準備を整え、用意しております。
Non ergo opus est adiutrice?
ならば、手伝い手は必要ないのですか?
Satis domist. ubi nuptiae
家に十分におります。婚礼が
fuerint, tum istam convenibo. nunc vale, atque istanc iube.—
終わったら、そのとき彼女にお会いしましょう。ではごきげんよう、そして彼女によろしくお伝えください。—
Quid ego nunc faciam? flagitium maxumum feci miser,
私は今どうすればよいのだ?惨めなことに、私は最大の不祥事を犯してしまった、
propter operam illius hirqui ímprobi, edéntuli,
あの不届きで、歯のない、ヤギのような老人の企てに加担したせいで。
- 494hordeías
オオムギ(hordeum)に由来する架空の魚の名前。直後の soleas(シタビラメ、あるいは靴底)と並んで、Chalinus の突っ込み(triticeías「小麦魚」、sculponeas「木靴」)を引き出すための言葉遊び(ダジャレ)となっている。
- 504Tribus nón conduci possum libertatibus
「3つの(奴隷解放による)自由を提供されても、私は雇われない(引き下がらない)」という表現。Chalinus が、いかなる恩恵を提示されても、主人の悪だくみを女主人に暴露することをやめないという固い決意を表している。
- 524quasi eant Sutrium
「まるで Sutrium に行くかのように」という慣用的な表現。Sutrium はローマの同盟都市で、そこへの遠征時に兵士が自ら食料を持参したことから、「各自が自分の食べ物を持参して」という意味の比喩として使われている。
- 538modio qui venit salis
「塩一モディウス(約9リットル)で売られる者」という表現。当時、塩は極めて安価な日用品であったため、これほどの量の塩と引き換えにされるような人物は「極めて無価値な男」であることを意味する比喩。
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
- 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 1 件
