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カシナ

§360-415

カシナを巡るくじ引きと奴隷たちの小競り合い

リシダムスとクレオストラタは、オリュンピオとチャリヌスのためにカシナを巡るくじ引きを開始するが、その過程で互いの奴隷が罵り合い、小競り合いを起こす。

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360

​Tibi quidem edepol ita videtur; stimulus ego nunc sum tibi,

あなたにとってはエデポル、まさにそのように見えるでしょう。しかし今や私はあなたにとっての刺。

​fodico corculum; adsudascis iam ex metu, mastigia.

私はあなたの愛しい心臓を突き刺してやる。お前はすでに恐怖で冷や汗をかいているな、鞭打たれるべき奴め。

​Tace, Chaline.

黙れ、チャリヌス。

​Comprime istum.

あいつを黙らせろ。

​Immo istunc, qui didicit dare.1

いや、あいつをこそ。あいつは差し出すことを学んだのだから。

​Adpone hic sitellam, sortis cedo mihi. animum advortite.

ここに抽選壺を置け、抽選札を私に寄こせ。注目せよ。

​atque ego censui aps te posse hoc me impetrare, uxor mea,

そして私はあなたからこのことを得ることができると思っていたのだ、私の妻よ、

365

​Casina ut uxor mihi daretur; et nunc etiam censeo.

カシナが私の妻として与えられることを。そして今でもそう思っている。

​Tibi daretur illa?

彼女があなたに与えられるですって?

​Mihi enim—ah, non id volui dicere:

そう、私に……あ、いや、そう言うつもりではなかった。

​dum mihi volui, huic dixi, atque adeo mihi dum cupio—perperam

私にと望んでいた間に、この男にと言ってしまったのだ。いや、むしろ私にと熱望している間に……誤って

​iam dudum hercle fabulor.

ヘラクレスにかけて、先ほどからでたらめを口にしているな。

​Pol tu quidem, atque etiam facis.

ポルクスにかけて、本当にあなたはそうですし、今もそうしていますよ。

​Huic—immo hercle mihi—vah, tandem redii vix veram in viam.

この男に……いや、ヘラクレスにかけて私に……おっと、やっとのことで正しい道に辛うじて戻ったぞ。

370

​Per pol saepe peccas.

ポルクスにかけて、しばしばお間違えになりますね。

​Ita fit, ubi quid tanto opere expetas.

何かをこれほど熱心に求めているときには、そうなるものだ。

​sed te uterque tuo pro iure, ego atque hic, oramus.

だが、私もこの男も、あなたのしかるべき権利に従って、あなたに懇願する。

​Quid est?

何ですか?

​Dicam enim, mea mulsa: de istac Casina huic nostro vilico

言うとも、私の甘い人よ。あのカシナの件で、我々のこの農場管理人に

​gratiam facias.

恩恵を施してやっておくれ。

​At pol ego néque facio neque censeo.

ですが、ポルクスにかけて、私はそうしませんし、そうすべきとも思いません。

​Tum igitur ego sortis utrimque iam.

それなら、私は今すぐ双方のためにくじ引きをするぞ。

​Quis votat?

誰が禁じるものですか?

375

​Optimum atque aequissimum istud esse iure iudico.

それが最も良く、最も公平であると、私は当然のこととして判断する。

​postremo, si illuc quod volumus eveniet, gaudebimus;

結局のところ、もし我々が望むことが起これば、我々は喜ぶだろう。

​sin secus, patiemur animis aequis. tene sortem tibi.

もしそうでなければ、平穏な心で耐えよう。お前のために抽選札を持て。

​vide quid scriptum est.

何が書かれているか見よ。

​Vnum.

​1。

​Iniquom est, quia isti prius quam mihi dedit.

不公平です。私より先にあの男に与えたのですから。

​Accipe hanc sis.

よければ、これを受け取れ。

​Cedo. mane, unum venit in mentem modo:

いただきます。待ってください、今一つ思いつきました。

380

​vide ne quae illic insit alia sortis sub aqua.

水の下に、何か別の札がそこに紛れ込んでいないか見てください。

​Verbero,

悪党め、

​men te censes esse?

私をお前自身と同じだと思っているのか?

​Nulla est. habe quietum animum modo.

何もないわ。とにかく落ち着きなさい。

​Quod bonum atque fortunatum sit mihi—

私にとって良く、幸運なことでありますように――

​Magnum malum

大いなる災いが

​tibi quidem edepol credo eveniet; novi pietatem tuam.

お前には確かにエデポル、起こると私は信じている。お前の信心深さは知っているからな。

​sed mane dum: num ista aut populna sors aut abiegnast tua?2

だがちょっと待て。お前のその札はポプラ製か、それともモミの木製か?

385

​Quid tu id curas?

なぜお前がそんなことを気にする?

​Quia enim metuo, né in aqua summa natet.

というのも、水の上に浮き上がるのではないかと心配だからだ。

†Auge cave. conicite sortes nunciam ambo huc. eccere.

よく注意しろ。さあ、二人とも札をここに投げ入れろ。見よ、入った。

​uxor, aequa.

妻よ、よく混ぜてくれ。

​Noli uxori credere.

奥様を信じてはいけません。

​Habe animum bonum.

安心しなさい。

​Credo hercle, hodie devotabit sortis si attigerit.

ヘラクレスにかけて、あの方が触れたら、今日札に呪いをかけると信じています。

​Tace.

黙れ。

​Taceo. deos quaeso—

黙ります。神々にお祈りします――

​Vt quidem tu hodie canem et furcam feras.

お前が今日、犬と首木を背負うことになるようにとね。

390

​Mihi ut sortito eveniat—

私にくじ引きで当たるように――

​Vt quidem hercle pedibus pendeas.

ヘラクレスにかけて、お前が足から吊るされるようにとね。

​At tu ut oculos emungare ex capite per nasum tuos.

お前の方こそ、鼻から頭の目玉が飛び出すようにな。

​Quid times? paratum oportet esse iam laqueum tibi.

何を恐れている?お前にはもう首吊り縄が用意されているはずだ。

​Periisti.

お前は破滅だ。

​Animum advortite ambo.

二人とも注目せよ。

​Taceo.

黙ります。

​Nunc tu, Cleostrata,

さて、お前、クレオストラタよ、

​ne a me memores malitiose de hac re factum aut suspices,

私がこの件について悪意を持って行ったと言ったり、疑ったりしないように、

395

​tibi permitto: tute sorti.

あなたに任せよう。あなた自身がくじを引け。

​Perdis me.

あなたは私を破滅させます。

​Lucrum facit.

儲けものだぞ。

​Bene facis.

よくやってくれました。

​Deos quaeso—ut tua sors ex sitella effugerit.

神々にお祈りします――お前の札が抽選壺から逃げ出しますように。

​Ain tu? quia tute es fugitivos, omnes te imitari cupis?

そう言うのか?お前自身が逃亡者だから、みんながお前を真似るのを望むのだな?

​utinam tua quidem, sicut factum esse Herculeis praedicant

お前のこそ、かつてヘラクレスの

​quondam prognatis, in sortiendo sors deliquerit.3

子孫たちに起こったと言われているように、くじ引きの際、札が消えてなくなっていればよいがな。

400

​Tu ut liquescas ipse, actutum virgis calefactabere.

お前自身が溶けるようにな、すぐに鞭で熱くされるだろうよ。

​Hoc age sis, Olympio.

これを進めておくれ、オリュンピオ。

​Si hic litteratus me sinat.

もしこの物知りが私を放っておいてくれるなら。

​Quod bonum atque fortunatum mihi sit.

私にとって良く、幸運なことでありますように。

​Ita vero, et mihi.

本当に、そして私にとっても。

​Non.

違う。

​Immo hercle.

いいえ、ヘラクレスにかけて。

​Immo mihi hercle.

いいえ、ヘラクレスにかけて私にだ。

​Hic vincet, tu vives miser.

この男が勝ち、お前は惨めに生きるのだ。

​Percide os tu illi † hodie. age, ecquid fit? ne obiexis manum.

お前、今日あいつの口を叩き潰してやれ。さあ、どうした?手を出すな。

405

​Compressan palma an porrecta ferio?

拳を握って殴りましょうか、それとも平手で叩きましょうか?

​Age ut vis.

好きなようにしろ。

​Em tibi.

ほら、これでもくらえ。

​Quid tibi istunc tactio est.4

なぜお前があいつに触るのだ?

​Quia Iuppiter iussit meus.

私のユピテルが命じたからだ。

​Feri malam, ut ille, rursum.

あいつと同じように、頬を殴り返しなさい。

​Perii, pugnis caedor, Iuppiter.

やられた、拳で殴られます、ユピテルよ。

​Quid tibi tactio hunc fuit?

なぜお前はこの男に触れたのだ?

​Quia iussit haec Iuno mea.

私のこのユノが命じたからです。

​Patiundum est, siquidem me vivo mea uxor imperium exhibet.

耐えねばならぬ、私が生きているのに私の妻が支配権を振るっているのだから。

410

​Tam huic loqui licere oportet quam isti.

この男にも、あの男と同じように発言が許されねばなりません。

​Cur omen mihi

なぜあいつは私の吉兆を

​vituperat?

けなすのですか?

​Malo, Chaline, tibi cavendum censeo.

チャリヌス、お前は災いに注意した方がよいと私は思うぞ。

​Temperi,5 postquam oppugnatum est os.

顔が攻撃された後では、ずいぶんタイムリーですね。

​Age, uxor, nunciam

さあ、妻よ、今すぐ

​sorti. vos advortite animum. prae metu ubi sim nescio.

くじを引きなさい。お前たちは注目せよ。恐怖のあまり、自分がどこにいるのか分からない。

​perii, cor lienósum, opinor, habeo, iam dudum salit,

私はだめだ、脾臓の悪い心臓を持っているのだと思う、先ほどから激しく跳ね回り、

415

​de labore pectus tundit.

苦しさから胸を叩いている。

構文注5 件
  1. 362cdidicit dare

    動詞 dare(与える、差し出す)が、ここでは文脈的に(肉体的あるいは不正な)譲歩や従属を意味する卑俗な二重写しのニュアンスを伴って用いられている。

  2. 384populna sors aut abiegnast tua

    木の種類(ポプラ populna またはモミ abiegna)を問うているのは、水に浮きやすい軽い木質を選ぶことで、クレオストラタが水中で不正に札を特定・抽出することを防ごうとするチャリヌスの疑心暗鬼を反映している。

  3. 399sors deliquerit

    「札が消えてしまう(溶けてしまう)」の意。ヘラクレスの子孫たち(ヘラクレアダイ)がペロポネソスを分割する際、クレスポンテスが水で溶ける土の札を使ってメッセニアを手に入れたという神話的エピソードに基づき、対戦相手の札が水中で消滅することを願う反実的な願望を表す。

  4. 406Quid tibi istunc tactio est

    行為名詞(ここでは tactio)が動詞の性質を帯びて直接に対格(istunc)を目的語として取る、初期ラテン語の口語に特徴的な文法構造。Quid は副詞的に「なぜ」の意味で機能する。

  5. 412Temperi

    古い格変化から派生した副詞で「時間通りに、適切な時に」を意味するが、ここでは Chalinus が「顔(口)を殴られた後で『注意しろ』とは、ずいぶんタイムリーな忠告だ」と反語的・皮肉に用いている。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
  • 2026-09-21 AI校閲 — 注 1 件
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