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カシナ

§158-233

クレオストラタとミュッリナの相談と夫の歓待の拒絶

クレオストラタが隣人のミュッリナに夫の悪行を相談しているところへ、浮かれた夫のリシダムスが現れて妻に媚びを売ろうとするが冷たくあしらわれる。

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158

​flágiti persequentem†

恥ずべきことを執拗に追い求める、

​stabulúm nequitiae.

悪徳の巣窟め。

160

​nunc húc meas fortúnas eo quéstum1 ad vicínam.

今、私は自分の身の上を嘆きに、こちらの隣人のところへ行く。

​séd foris concrépuit, atque eápse eccam egreditúr foras:

だが、戸の音がした、そして彼女自身が、ほら、外に出てくるぞ:

​non pól per tempus iter húc mi incepi.

ポルクスにかけて、ここへの私の道行きは時宜を失してはいなかった。

​Sequimíni, comites, in próxumum me huc. heus vós, ecquis haec quae lóquor audit?

ついてきなさい、侍女たちよ、こちらの隣の家へ私と。おい、お前たち、私の言うことを誰か聞いているのか?

​ego hic éro, vir si aut quispiám quaeret.

夫、あるいは誰かが探すなら、私はここにいるから。

​nam úbi domi sóla sum, sópor manus cálvitur.2

家に一人でいると、眠気が私の手を欺くからね。

​iussín colum ferrí mihi?

私は糸紡ぎの錘を持ってこさせるように命じなかったか?

​Myrrhína, salve.

ミュッリナ、こんにちは。

​Salvé mecastor. séd quid tu es tristís, amabo?

カストルにかけて、こんにちは。でも、どうしてそんなに悲しそうなの、お願いだから教えて?

​Itá solent omnes quae súnt male nuptae:

不幸な結婚をした女たちは皆、そのようなものよ:

​domi ét foris aegre quód siet, satis sémper est.

家の中でも外でも、悩みの種にはいつも事欠かないわ。

​nam ego íbam ad te.

実はあなたの方へ行こうとしていたの。

​Et pol ego ístuc ad te.

ポルクスにかけて、私もあなたの方へ行こうとしていたところよ。

​sed quíd est quod tuo nunc ánimo aegrest?

でも、今あなたの心を悩ませているのは何なの?

​nam quód tibi est aégre, idem mi ést dividiae.

あなたの悩んでいることは、私にとっても同様に心痛なのだから。

​Credo écastor, nam vícinam nemínem amo merito mágis quam te

カストルにかけて、信じるわ。当然のことながら、あなたほど大好きな隣人はいないもの、

​nec † qua in plura sint mihi quae ego velim.

私の望むことにおいて、これ以上に心を通わせられる人もいないわ。

​Amó te, atque istúc expetó scire quíd sit.

あなたを愛しているわ、だからそれが何であるか知りたいの。

​Péssumis mé modis déspicatúr domi.

家で私はこの上なくひどいやり方で蔑まれているの。

​Hém, quid est? díc idem (nám pol hau sátis meo​córde accepí querellas tuas) ópsecro.

えっ、何だって?もう一度言って(ポルクスにかけて、私の心にはあなたの不満がまだ十分に届いていなかったから)、お願い。

​Vír me habet péssumis déspicatám modis,

夫が私をこの上なくひどいやり方で蔑んでいて、

190

​néc mihi iús meum óptinendi optio est.

私には自分の権利を主張する選択の余地もないの。

​Míra sunt, véra si praédicas, nám viri

本当のことを言っているなら驚きだわ。男たちこそ

​iús suom ad múlieres óptinere haúd queunt.

妻たちに対して自分たちの権利を主張できないものなのに。

​Quín mihi ancíllulam ingrátiis póstulat,

それどころか、私の反対を押し切って、彼は若い女奴隷を要求しているのよ、

​quaé mea est, quaé meo edúcta sumptú siet,

私の所有物であり、私の費用で育てられた女なのに、

195

​vílico suo sé dare,

自分の荘園管理人に与えようと。

​séd ipsus eam amat.

でも本当は彼自身が彼女を愛しているの。

​Obsecro

お願いだから

​táce.

静かにして。

​Nam hic nunc licet dícere:

だっていまここで言っても大丈夫よ、

​nós sumus.

私たちだけなのだから。

​Ita est. unde éa tibi est?

その通りね。で、その子はどこからあなたのものになったの?

​nám peculí probam níl habere áddecet

貞淑な妻が、夫に隠れて独自の財産を持つのはふさわしくないし、

200

​clám virum, ét quae habet, pártum ei haud cómmode est,

妻が持っているものは、まっとうな手段で得られたものではないから、

​quín viro aut súbtrahat aut stupro invénerit.

夫から盗み取ったか、不義密通によって手に入れたのでなければね。

​hóc viri cénseo esse ómne, quidquíd tuom est.

あなたのものは何であれ、すべて夫のものだと私は思うわ。

​Tu quidem advorsum tuam amicam omnia loqueris.

あなたは本当に、自分の友達に敵対することばかり言うのね。

​Tace sís, stulta, et mi auscúlta. nolí sis tu illi advórsari,

黙って、おばかさん、私の言うことを聞きなさい。夫に敵対しようなどと思ってはいけないわ、

​sine amét, sine quod libet íd faciat, quandó tibi nil domi délicuom est.

彼に愛させなさい、好きなことをさせなさい、家の中にあなたにとって不足しているものが何もないのだから。

​Satin sána es? nam tu quidem ádvorsus tuam istaéc rem loquere.

あなた、正気なの?あなたは自分の利益に反することを言っているのよ。

​Insípiens,

愚か者め、

​sempér tu huic verbo vítato abs tuo víro.

夫からのこの言葉は、常に避けなければいけないわ。

​Cui verbo?

どの言葉を?

​Ei fóras, mulier.

「女よ、出て行け!」という言葉よ。

​St, táce,

しっ、静かに、

​Quid est?

どうしたの?

Ém.

ほら。

​Quis est, quém vides?

誰なの、誰が見えるの?

​Vir

夫よ、

​eccum ít; intro ábi, adpropera, áge amabó.

ほら、やって来るわ。中に入って、急いで、お願いだから。

​Impetrás, abeo.

お望み通りに、行くわ。

​Mox mágis cum otium mi et tibi érit, igitur

後で、もっと私とあなたに時間があるときに、

​tecúm loquar. nunc vale.

あなたと話しましょう。では、さようなら。

​Váleas.—

お元気で。――

​Omnibus rebus ego amorem credo et nitoribus nitidis antevenire,

すべてのもの、そして輝かしい華やかさに、愛は勝ると私は信じている、

​nec potis quicquam commemorari3 quod plus salis plusque leporis hodie

今日、これ以上に機知に富み、魅力に満ちたものとして言及できるものは何もない;

​habeat; cocos equidem nimis demiror, tot qui utuntur condimentis,

料理人たちが、あれほど多くの調味料を使いながら、

220

​eos eo condimento uno non utier, omnibus quod praestat.

すべてのものに勝るその唯一の調味料を使わないことに、私は本当に大いに驚いている。

​nam úbi amor condiméntum inerit, cuivís placituram escam crédo;

というのも、愛という調味料が入っていれば、どんな料理も誰にとっても気に入るものになると私は信じているからだ;

​neque sálsum neque suave ésse potest quicquam, úbi amor non admíscetur:

愛が混ざっていなければ、何ものも塩気も甘みも持ち得ない:

​fel quód amarumst, id mél faciet, hominem éx tristi lepidum ét lenem.

苦い胆汁をそれは蜂蜜に変え、人を陰気な状態から魅力的で穏やかな状態へと変える。

​hanc égo de me coniécturam domi fácio magis quam ex aúditis;

この推測を、私は人から聞いたことによってではなく、自分の家において、自分自身について行っている;

225

​qui quóm amo Casinam, mágis niteo, mundítiis munditiam ántideo:

私はカシナを愛しているがゆえに、より輝いており、小ぎれいさにおいて小ぎれいさそのものを凌駕しているのだ:

​myropólas omnes sollicito, ubicúmque est lepidum unguéntum, unguor,

私はすべての香水売りを煩わせ、心地よい香油があるところならどこででも、体に塗っている、

​ut illí placeam; et placeo, út videor. sed uxór me excruciat, quía vivit.

彼女に気に入られるために。そして気に入られているようだ、私の見る限り。しかし妻が私を苦しめる、生きているがゆえに。

​tristem ástare aspició. blande haec mihi mála res appellánda est.

彼女が不機嫌そうに立っているのが見える。この不愉快な代物に、私は優しく話しかけなければならない。

​uxór mea meaque amoénitas, quid tu agis?

私の妻よ、私の愛しい人よ、何をしているのだい?

​Abi atque abstine manum.

あっちへ行って、手を離しなさい。

230

​Heiá, mea Iuno, nón decet esse té tam tristem tuó Iovi.

おや、私のユーノーよ、お前のユーピテルに対してそんなに不機嫌にしているのは、ふさわしくないぞ。

​quo núnc abis?

今はどこへ行くのだ?

​Mítte me.

私を放して。

​Mane.

待って。

​Non máneo.

待たないわ。

​At pol ego té sequar.

だが、ポルクスにかけて、私はお前を追いかけるぞ。

Óbsecro, sanun est?

お願いだから、正気なの?

​Sánus quom téd amo.

お前を愛しているのだから正気さ。

​Nólo ames.

愛してほしくないわ。

構文注3 件
  1. 160meas fortunas eo questum

    questum は動詞 queror のスピーヌム(目的を表す対格)であり、移動の動詞 eo と組み合わされて「〜するために行く」という目的を表している。

  2. 167sopor manus calvitur

    calvitur は異態動詞 calvor(欺く、逃れる、引き延ばす)の三人称単数形。「眠気が私の手を欺く」とは、眠気のせいで手が思うように動かなくなり、仕事を怠けてしまう状態を表す。

  3. 218nec potis quicquam commemorari

    potis は非人称的表現 potis est(=potest)における est の省略。commemorari は受動態不定詞で、「〜が言及されることはあり得ない」という意味になる。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(2 件・最終 2026-09-30)
  • 2026-09-30 表記の統一 — 訳文 2 件
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