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テアイテトス

§185

共通概念の認識と魂自身の働き

ソクラテスは、異なる感覚器官を通じて得られた情報を統合し、存在や数、同一性などの「共通概念(共通のもの)」を認識するのは、個別の身体的器官ではなく、魂自身がそれ自体で行う活動であることを指摘し、テアイテトスもこれに同意する。

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§185

ΣΩ. ἦ καὶ ἐθελήσεις ὁμολογεῖν ἃ διʼ ἑτέρας δυνάμεως αἰσθάνῃ, ἀδύνατον εἶναι διʼ ἄλλης ταῦτʼ αἰσθέσθαι,1 οἷον ἃ διʼ ἀκοῆς, διʼ ὄψεως, ἢ ἃ διʼ ὄψεως, διʼ ἀκοῆς; ΘΕΑΙ. πῶς γὰρ οὐκ ἐθελήσω; ΣΩ. εἴ τι ἄρα περὶ ἀμφοτέρων διανοῇ, οὐκ ἂν διά γε τοῦ ἑτέρου ὀργάνου, οὐδʼ αὖ διὰ τοῦ ἑτέρου περὶ ἀμφοτέρων αἰσθάνοιʼ ἄν. ΘΕΑΙ. οὐ γὰρ οὖν. ΣΩ. περὶ δὴ φωνῆς καὶ περὶ χρόας πρῶτον μὲν αὐτὸ τοῦτο περὶ ἀμφοτέρων ἦ διανοῇ, ὅτι ἀμφοτέρω ἐστόν;2 ΘΕΑΙ. ἔγωγε. ΣΩ. οὐκοῦν καὶ ὅτι ἑκάτερον ἑκατέρου μὲν ἕτερον, ἑαυτῷ δὲ ταὐτόν; ΘΕΑΙ. τί μήν; ΣΩ. καὶ ὅτι ἀμφοτέρω δύο, ἑκάτερον δὲ ἕν; ΘΕΑΙ. καὶ τοῦτο. ΣΩ. οὐκοῦν καὶ εἴτε ἀνομοίω εἴτε ὁμοίω ἀλλήλοιν, δυνατὸς εἶ ἐπισκέψασθαι; ΘΕΑΙ. ἴσως. ΣΩ. ταῦτα δὴ πάντα διὰ τίνος περὶ αὐτοῖν διανοῇ; οὔτε γὰρ διʼ ἀκοῆς οὔτε διʼ ὄψεως οἷόν τε τὸ κοινὸν λαμβάνειν περὶ αὐτῶν. ἔτι δὲ καὶ τόδε τεκμήριον περὶ οὗ λέγομεν· εἰ γὰρ δυνατὸν εἴη ἀμφοτέρω σκέψασθαι ἆρʼ ἐστὸν ἁλμυρὼ ἢ οὔ, οἶσθʼ ὅτι ἕξεις εἰπεῖν ᾧ ἐπισκέψῃ, καὶ τοῦτο οὔτε ὄψις οὔτε ἀκοὴ φαίνεται, ἀλλά τι ἄλλο. ΘΕΑΙ. τί δʼ οὐ μέλλει, ἥ γε διὰ τῆς γλώττης δύναμις; ΣΩ. καλῶς λέγεις. ἡ δὲ δὴ διὰ τίνος δύναμις τό τʼ ἐπὶ πᾶσι κοινὸν καὶ τὸ ἐπὶ τούτοις δηλοῖ σοι, ᾧ τὸ ἔστιν ἐπονομάζεις καὶ τὸ οὐκ ἔστι καὶ ἃ νυνδὴ ἠρωτῶμεν περὶ αὐτῶν; τούτοις πᾶσι ποῖα ἀποδώσεις ὄργανα διʼ ὧν αἰσθάνεται ἡμῶν τὸ αἰσθανόμενον ἕκαστα; ΘΕΑΙ. οὐσίαν λέγεις καὶ τὸ μὴ εἶναι, καὶ ὁμοιότητα καὶ ἀνομοιότητα, καὶ τὸ ταὐτόν τε καὶ ἕτερον, ἔτι δὲ ἕν τε καὶ τὸν ἄλλον ἀριθμὸν περὶ αὐτῶν. δῆλον δὲ ὅτι καὶ ἄρτιόν τε καὶ περιττὸν ἐρωτᾷς, καὶ τἆλλα ὅσα τούτοις ἕπεται, διὰ τίνος ποτὲ τῶν τοῦ σώματος τῇ ψυχῇ αἰσθανόμεθα. ΣΩ. ὑπέρευ, ὦ Θεαίτητε, ἀκολουθεῖς, καὶ ἔστιν ἃ ἐρωτῶ αὐτὰ ταῦτα. ΘΕΑΙ. ἀλλὰ μὰ Δία, ὦ Σώκρατες, ἔγωγε οὐκ ἂν ἔχοιμι εἰπεῖν, πλήν γʼ ὅτι μοι δοκεῖ τὴν ἀρχὴν3 οὐδʼ εἶναι τοιοῦτον οὐδὲν τούτοις ὄργανον ἴδιον ὥσπερ ἐκείνοις, ἀλλʼ αὐτὴ διʼ αὑτῆς ἡ ψυχὴ τὰ κοινά μοι φαίνεται περὶ πάντων ἐπισκοπεῖν. ΣΩ. καλὸς γὰρ εἶ, ὦ Θεαίτητε, καὶ οὐχ, ὡς ἔλεγε Θεόδωρος, αἰσχρός· ὁ γὰρ καλῶς λέγων καλός τε καὶ ἀγαθός. πρὸς δὲ τῷ καλῷ εὖ ἐποίησάς με μάλα συχνοῦ λόγου ἀπαλλάξας, εἰ φαίνεταί σοι τὰ μὲν αὐτὴ διʼ αὑτῆς ἡ ψυχὴ ἐπισκοπεῖν, τὰ δὲ διὰ τῶν τοῦ σώματος δυνάμεων. τοῦτο γὰρ ἦν ὃ καὶ αὐτῷ μοι ἐδόκει, ἐβουλόμην δὲ καὶ σοὶ δόξαι.

ソクラテス:それでは、ある一つの能力を通して君が感じているものを、別の能力を通して感じることは不可能であるということ、例えば、聴覚を通して感じるものを視覚を通して、あるいは視覚を通して感じるものを聴覚を通して感じることは不可能だということも、同意してくれるかね? テアイテトス:どうして同意しないことがありましょう。 ソクラテス:だとすれば、もし君が両方について何かを考えるとしても、一方の器官を通しても、また他方の器官を通しても、両方について感じることはできないはずだね。 テアイテトス:ええ、全くその通りです。 ソクラテス:それでは、声と色について言えば、まず第一に、両方について「両方とも存在する」と君は考えるかね? テアイテトス:考えます。 ソクラテス:また、それぞれが他方とは異なるものであり、それ自体とは同一のものであるということも考えるね? テアイテトス:もちろんです。 ソクラテス:そして、両方を合わせると二つであり、それぞれは一つであるということも? テアイテトス:それも考えます。 ソクラテス:さらに、それらが互いに似ていないか、あるいは似ているかを、君は吟味することができるね? テアイテトス:おそらく。 ソクラテス:それでは、これらすべてを、君は何を通して両方について考えているのだろうか。というのも、聴覚を通しても視覚を通しても、それらについて共通のものを把握することは不可能だからだ。さらに、私たちが言っていることの証明として、次のようなこともある。もし両方について、それらが塩辛いか塩辛くないかを吟味することが可能だとしたら、君は自分が何によって吟味するのかを答えることができるはずだ。そしてそれは明らかに視覚でも聴覚でもなく、何か別のものだろう。 テアイテトス:当然そうでしょう、舌を通した能力がそれですね。 ソクラテス:その通りだ。では、すべてに共通するもの、またこれらについても共通するものを君に示すところの、君がそれに「存在する」とか「存在しない」とか、また先ほど私たちがそれらについて尋ねた事柄を名づけるところの、その能力は何を通したものなのだろうか。これらすべてに対して、私たちのうちで感じているものが、それを通して個々のものを感じるところのいかなる器官を、君は割り当てるかね? テアイテトス:あなたが言っておられるのは、「実在」と「非存在」、また「類似」と「非類似」、「同一」と「差異」、さらには「一」やその他の「数」ですね。また、明らかに「偶数」や「奇数」、そしてこれらに伴うその他のことについても、私たちが身体のもののうちの何を通して、魂によって感じているのかを尋ねておられるのですね。 ソクラテス:その通りだ、テアイテトスよ、実に見事に理解してくれている。私が尋ねているのは、まさにそれらなのだ。 テアイテトス:しかしゼウスにかけて、ソクラテスよ、私には言うことができません。ただ、私にはそもそも、これらに対してあの器官のような固有の器官は全く存在せず、むしろ魂自身がそれ自体によって、すべてについて共通する事柄を吟味しているように思われる、ということ以外には。 ソクラテス:君は美しいのだ、テアイテトスよ。テオドロスが言ったように醜くなどない。なぜなら、美しく語る者は美しく、かつ善い者だからだ。それに、美しいだけでなく、君は私を非常に長い議論から解放してくれて、本当にありがたい。もし、あるものは魂自体がそれ自体によって吟味し、あるものは身体の能力を通して吟味する、と君に思われるならね。というのも、それこそが私自身にも思われていたことであり、君にもそう思ってほしかったことなのだから。

構文注3 件
  1. 185ἃ διʼ ἑτέρας δυνάμεως αἰσθάνῃ, ἀδύνατον εἶναι διʼ ἄλλης ταῦτʼ αἰσθέσθαι

    対格不定詞句 ἀδύνατον εἶναι ... αἰσθέσθαι において、関係代名詞 ἃ の節は主節の ταῦτα と同格であり、関係節が指示代名詞 ταῦτα によって先取りまたは再言されている構造。これによって「ある能力で感知するものを、別の能力で感知することは不可能である」という命題を明瞭にしている。

  2. 185aὅτι ἀμφοτέρω ἐστόν

    この ὅτι 節は、直前の αὐτὸ τοῦτο(まさにこのこと)の内容を具体的に説明する同格節(名詞節)である。文の骨格は「まず第一に、両方について『両方が存在する』というまさにこのことを君は考えるか」となる。

  3. 185dτὴν ἀρχὴν

    名詞 ἀρχή(始まり、原則)の単数対格の副詞的用法。否定語 οὐδὲ とともに用いられて「そもそも全く(ない)」という強い否定を表す役割を果たしている。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)urn:cts:greekLit:tlg0059.tlg006.humanitext-grc2:185