- 底本
- Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.
- 翻訳
- AI生成(gemini-3.5-flash) — 機械翻訳のため誤りを含む場合があります
- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:greekLit:tlg0059.tlg002.humanitext-grc2:25
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
ソクラテスはメレトスに対し、アテナイ人全員が若者を教育し自分一人だけが堕落させているという主張の荒唐無稽さを、馬の調教師の比喩を用いて暴く。さらに、自己に害が及ぶことを避けるため誰も故意に他人を悪くすることはないと述べ、故意に堕落させたとする告訴の矛盾を突く。
τί δὲ δή; οἱ δὲ ἀκροαταὶ βελτίους ποιοῦσιν ἢ οὔ;καὶ οὗτοι.τί δέ, οἱ βουλευταί;καὶ οἱ βουλευταί.ἀλλʼ ἄρα, ὦ Μέλητε, μὴ οἱ ἐν τῇ ἐκκλησίᾳ,1 οἱ ἐκκλησιασταί, διαφθείρουσι τοὺς νεωτέρους; ἢ κἀκεῖνοι βελτίους ποιοῦσιν ἅπαντες;κἀκεῖνοι.πάντες ἄρα, ὡς ἔοικεν, Ἀθηναῖοι καλοὺς κἀγαθοὺς ποιοῦσι πλὴν ἐμοῦ, ἐγὼ δὲ μόνος διαφθείρω. οὕτω λέγεις;πάνυ σφόδρα ταῦτα λέγω.πολλήν γέ μου κατέγνωκας δυστυχίαν.2 καί μοι ἀπόκριναι· ἦ καὶ περὶ ἵππους οὕτω σοι δοκεῖ ἔχειν; οἱ μὲν βελτίους ποιοῦντες3 αὐτοὺς πάντες ἄνθρωποι εἶναι, εἷς δέ τις ὁ διαφθείρων; ἢ τοὐναντίον τούτου πᾶν εἷς μέν τις ὁ βελτίους οἷός τʼ ὢν ποιεῖν ἢ πάνυ ὀλίγοι, οἱ ἱππικοί, οἱ δὲ πολλοὶ ἐάνπερ συνῶσι καὶ χρῶνται ἵπποις, διαφθείρουσιν; οὐχ οὕτως ἔχει, ὦ Μέλητε, καὶ περὶ ἵππων καὶ τῶν ἄλλων ἁπάντων ζῴων; πάντως δήπου, ἐάντε σὺ καὶ Ἄνυτος οὐ φῆτε ἐάντε φῆτε· πολλὴ γὰρ ἄν τις εὐδαιμονία εἴη περὶ τοὺς νέους εἰ εἷς μὲν μόνος αὐτοὺς διαφθείρει, οἱ δʼ ἄλλοι ὠφελοῦσιν. ἀλλὰ γάρ, ὦ Μέλητε, ἱκανῶς ἐπιδείκνυσαι ὅτι οὐδεπώποτε ἐφρόντισας τῶν νέων, καὶ σαφῶς ἀποφαίνεις τὴν σαυτοῦ ἀμέλειαν, ὅτι οὐδέν σοι μεμέληκεν περὶ ὧν ἐμὲ εἰσάγεις.ἔτι δὲ ἡμῖν εἰπέ, ὦ πρὸς Διὸς Μέλητε, πότερόν ἐστιν οἰκεῖν ἄμεινον ἐν πολίταις χρηστοῖς ἢ πονηροῖς; ὦ τάν, ἀπόκριναι· οὐδὲν γάρ τοι χαλεπὸν ἐρωτῶ. οὐχ οἱ μὲν πονηροὶ κακόν τι ἐργάζονται τοὺς ἀεὶ ἐγγυτάτω αὑτῶν ὄντας, οἱ δʼ ἀγαθοὶ ἀγαθόν τι;πάνυ γε. ἔστιν οὖν ὅστις βούλεται ὑπὸ τῶν συνόντων βλάπτεσθαι μᾶλλον ἢ ὠφελεῖσθαι; ἀποκρίνου, ὦ ἀγαθέ· καὶ γὰρ ὁ νόμος κελεύει ἀποκρίνεσθαι. ἔσθʼ ὅστις βούλεται βλάπτεσθαι;οὐ δῆτα.φέρε δή, πότερον ἐμὲ εἰσάγεις δεῦρο ὡς διαφθείροντα τοὺς νέους καὶ πονηροτέρους ποιοῦντα ἑκόντα ἢ ἄκοντα;ἑκόντα ἔγωγε.τί δῆτα, ὦ Μέλητε; τοσοῦτον σὺ ἐμοῦ σοφώτερος εἶ τηλικούτου ὄντος τηλικόσδε ὤν, ὥστε σὺ μὲν ἔγνωκας ὅτι οἱ μὲν κακοὶ κακόν τι ἐργάζονται ἀεὶ τοὺς μάλιστα πλησίον ἑαυτῶν, οἱ δὲ ἀγαθοὶ ἀγαθόν, ἐγὼ δὲ δὴ εἰς τοσοῦτον ἀμαθίας ἥκω4 ὥστε καὶ τοῦτʼ ἀγνοῶ, ὅτι ἐάν τινα μοχθηρὸν ποιήσω τῶν συνόντων, κινδυνεύσω κακόν τι λαβεῖν ὑπʼ αὐτοῦ, ὥστε τοῦτο τὸ τοσοῦτον κακὸν ἑκὼν ποιῶ, ὡς φῂς σύ;
ソクラテス:では、どうだ?聴衆は彼らをより良くするのかそれともしないのか? メレトス:彼らも(より良くします)。 ソクラテス:では、評議員たちはどうだ? メレトス:評議員たちもです。 ソクラテス:しかし、それなら、メレトスよ、まさか民会の人々、すなわち民会議員たちが若者を堕落させているのではないだろうね?あるいは、彼らもまた全員、より良くするのかね? メレトス:彼らもです。 ソクラテス:それなら、どうやら、私を除いたすべてのアテナイ人が、若者たちを美しく善良な者にしており、私一人が堕落させているということになるな。君はそう言うのだね? メレトス:まさにその通り、そう言っています。 ソクラテス:君は私に対してずいぶん大きな不幸を宣告してくれたものだ。ところで私に答えてくれ。馬についても同様だと君には思えるかね?すべての人間が彼らをより良くする者であり、堕落させるのはある特定の一人だけであると?それともそれとは全く逆で、より良くすることができるのは特定の一人、あるいはごく少数の者、すなわち馬の専門家たちであって、多くの者は、もし馬と一緒にいてこれを使うならば、彼らを堕落させてしまうのかね?メレトスよ、馬についても、他のすべての動物についても、まさにそうなっているのではないかね?君やアニュトスが否定しようと肯定しようと、全くもってそうなのだ。というのも、もし一人の者だけが若者たちを堕落させ、他の人々が彼らを益しているのだとしたら、若者たちにとってそれは大変な幸福だろうからね。しかし実際のところ、メレトスよ、君は自分が一度も若者のことを考えたことがなかったということを十分に証明しているし、君が私を裁判に引き出して来たその理由となった事柄について、君自身が何も気にかけていなかったという怠慢を、はっきりと示しているのだ。さらに、ゼウスにかけて言ってくれ、メレトスよ。優れた市民の間で暮らすのと、邪悪な市民の間で暮らすのと、どちらが良いかね?おい、答えてくれ。私は何も難しいことを尋ねているわけではないのだから。悪い人々は常に自分に最も近い人々に対して何か悪いことをもたらし、良い人々は何か良いことをもたらすのではないかね? メレトス:その通りです。 ソクラテス:では、自分と一緒にいる人々から、益されるよりもむしろ害されることを望む者がいるかね?答えてくれ、良い友よ。法律も答えるように命じているのだから。害されることを望む者がいるかね? メレトス:決してそんな人はいません。 ソクラテス:では、さあ、君は私を、若者を堕落させ、より悪くしている者として、故意にそうしている者としてここに引き出しているのか、それとも意図せずそうしている者としてかね? メレトス:私は、故意にやっているとして(引き出しています)。 ソクラテス:するとどうだ、メレトスよ。君はその年齢で、この年齢の私よりもそれほど賢いというのか。君は、悪い人々は常に自分に最も近い人々に対して何か悪いことをもたらし、良い人々は良いことをもたらす、ということを知っているのに、私はといえば、自分が一緒にいる人々の一人を邪悪な者にすれば、その者から自分自身も何か悪いことを受ける危険に身をさらすことになる、ということさえ知らないほど、それほど愚かさの極みに達しているというのか。その結果、君の言うように、私はこれほど大きな悪を故意に行っているというのか。
- 25aμὴ οἱ ἐν τῇ ἐκκλησίᾳ
μὴ + 直説法現在(διαφθείρουσι)による疑問文で、否定的な答を想定する、あるいは「〜ではないだろうね」と懸念を表現する用法。
- 25aπολλήν γέ μου κατέγνωκας δυστυχίαν
動詞 καταγιγνώσκω(告発する、不利益な判定を下す)は、非難の対象となる人を属格(μου)、科される不利益や内容を対格(πολλήν... δυστυχίαν)で支配する二重支配構造をとる。
- 25aοἱ μὲν βελτίους ποιοῦντες
分詞 βελτίους ποιοῦντες が名詞化され、主節の対格不定詞句の主語として対格(οἱ μὲν... εἶναι)の代わりに対格主語として機能している。または、εἶναι の主語を πάντες ἄνθρωποι とし、「彼らを良くする人々は、全ての人類である(と君に思えるか)」と解釈される。
- 25eἐγὼ δὲ δὴ εἰς τοσοῦτον ἀμαθίας ἥκω
εἰς τοσοῦτον + 属格(ἀμαθίας)で「それほどの愚かさに(達している)」という程度を表す表現。後続の ὥστε 節(ὥστε καὶ τοῦτʼ ἀγνοῶ)と相関して「〜なほどそれほどの愚かさに達している」という結果の構文を形成する。
