カルタゴのキュプリアヌス · Cyprian of Carthage
処女の規律と服装について
On the Discipline and Habit of Virgins
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底本
Cyprian. Saint. S. Thasci Caecili Cypriani Opera omnia, Pars I (Corpus Scriptorum Ecclesiasticorum Latinorum, Volume 3.1). Hartel, Wilhelm von, editor. Vienna: Gerold, 1868.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、キリスト教の聖職者キプリアヌスが、教会において尊ばれる処女たちに向けて執筆した道徳的かつ宗教的な勧告の書です。著者はまず、信仰生活における規律(ディシプリーナ)の重要性を強調し、処女たちが自らの肉体と霊を神殿として清く保つよう促します。続いて、地上の富に甘んじて華美な衣装や宝石で身を飾ることの愚かさを説き、富は虚栄のためではなく慈善活動に用いるべきであると主張します。さらに、化粧や身体改造は神の創造に対する冒涜であり、世俗の不道徳な宴会や混浴の浴場へ出入りすることは純潔を汚す行為であると厳しく戒めます。最終的に著者は、処女たちが世俗の誘惑を退けて天の天使と同等の存在として生きるよう励まし、天上の豊かな報酬を目指して互いに模範を示し合うことを求めて本作を締めくくります。
目次
8 チャンク
引用方式:section
- §1-3
規律の重要性と教会における処女への勧告
規律が信仰生活において果たす重要な役割を強調し、キリスト者が自らの体を神殿として清く保つべきことを説く。その上で、教会における極めて栄光ある存在である処女たちに対し、深い配慮と愛情をもって勧告を始める。
- §4-6
世俗的な装飾の放棄と処女の純潔の勧め
キプリアヌスは処女たちに対して、肉体の装飾や人々の気に入ろうとする虚栄を捨て、神にのみ仕え、肉体と霊の双方において純潔を守るよう勧告する。また、真に誇るべきは殉教の際に見出される肉体の苦難であることを強調する。
- §7-9
富の軽蔑と外見の贅沢に対する戒め
著者は、富を理由に贅沢な装いを肯定しようとする処女たちに対し、真の富は神とキリストの内にあり、地上の富は軽蔑されるべきであると説く。さらにパウロやペトロの教えを引用し、外見ではなく内面の貞淑を整え、他者を誘惑して滅びに至らせないよう強く戒める。
- §10-12
富の善用としての慈善と華美な装身具の忌避
処女が富を自慢することの不適切さを聖書を引用して説明し、富は私欲や贅沢のためではなく慈善活動や天の宝を積むために使われるべきだと説く。さらに、華美な装飾は不謹慎な女性や娼婦にこそふさわしいものであり、貞淑な処女は避けるべきだと警告する。
- §13-15
贅沢な装飾への警告と化粧による神の創造の毀損
イザヤ書を引用して、派手な衣装や装飾品が女性たちを神から遠ざけ破滅に導くことを示し、さらに化粧や耳の穴あけなどの身体改造は、神の良き創造に対する冒涜であり悪魔の業であると厳しく警告する。
- §16-18
化粧による偽りの罪と婚礼の宴席への戒め
化粧によって神の造形を偽る女性たちが復活の日に神から拒絶される危険性を警告し、さらに処女たちが結婚式の世俗的で不道徳な宴会に参列して純潔を汚すことを厳しく戒める。
- §19-21
混浴の浴場への出入りの戒めと狭き道を進む勧め
著者は混浴の浴場へ行く処女たちの放縦を厳しく批判し、それが彼女たちの破滅と不名誉をもたらしていると非難する。そして神が創られた自然な姿を保ち、世俗の虚栄を捨てて狭い道を進み、殉教者に次ぐ天上の報酬を得るよう勧告する。
- §22-24
童貞の卓越性と天使の如き純潔の奨励
キプリアヌスは、処女たちが世の悲しみや肉欲から解放され、天の天使と同等であることを示して貞潔を保つよう励ます。さらに、節制の徳の価値を聖書の引用を交えて説明し、年長者と年少者が互いに模範となって主のもとへ進むよう促す。
