Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §50.16.88.pr

遺産の金銭的価値と実物の所有との区別

8902 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ケルススは、人が遺す金銭の価値がその財産から回収・換金され得る額に等しいことを示し、実質的な価値の保有と実物の所有が必ずしも同一視できないことを例証する。

[CELSUS libro octauo decimo digestorum. ]
[ケルスス、学説彙纂第18巻] およそ、各人が残す金銭は、その財産から回収され得る額と同額である。
§50.16.88.prPropemodum tantum quisque pecuniae relinquit, quantum ex bonis eius refici potest: sic dicimus centies aureorum habere, qui tantum in praediis ceterisque similibus rebus habeat.
このように私たちは、不動産やその他同様の物の中にそれだけの価値を有している人について、一千万アウレウスを所有していると言う。
non idem est in fundo alieno legato, quamquam is hereditaria pecunia parari potest.
他人の土地が遺贈された場合には、たとえそれが遺産の金銭によって調達され得るとしても、同じではない。
neque quisquam eum, qui pecuniam numeratam habet, habere dicit quidquid ex ea parari potest.
また、現金を所有している者が、その現金から購入され得るいかなるものをも所有していると、誰も言わない。

語釈・文法注

  1. §50.16.88.prrefici — 動詞 reficere(元に戻す、回復する、補う)の受動態現在不定詞。ここでは財産(bona)を換金して「(金銭として)回収される、換算される」という金銭的な文脈で用いられている。
  2. §50.16.88.prcenties aureorum habere — dicimus の目的語となる対格不定詞(A.C.I.)構文。不定詞 habere の意味上の主語である対格の eum が省略されており、関係代名詞節 qui...habeat がその省略された先行詞を修飾している。また、centies は「100回」を表す数副詞だが、ローマの貨幣計算において「10万の100倍(一千万)」の名詞的表現として機能し、属格の aureorum を伴って「一千万アウレウス」を表す。
  3. §50.16.88.prin fundo alieno legato — 前置詞 in + 奪格名詞句。legato は完了受動分詞で fundo alieno を修飾する。ここでは「他人の土地が遺贈された場合においては」という特定の法的状況や事例を提示している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §50.16.88.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:50.16.88.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。