Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §50.14.2.pr

債権仲介人の保証責任の否定と悪意による責任

8805 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ウルピアヌスは、債権成立に介入した仲介人が委任者としての保証責任や賃貸借に基づく責任を原則負わないこと、ただし悪意で債権者を欺いた場合には悪意の訴えの対象となることを説明する。

[IDEM libro trigensimo primo ad edictum. ]
[同じ著者、告示註釈第31巻] もし仲介人が、多くの者がそうするように、債権を成立させるために介入した場合、彼が委任者のように責任を負い得るかどうかを見てみよう。
§50.14.2.prSi proxeneta interuenerit faciendi nominis, ut multi solent, uideamus an possit quasi mandator teneri.
そして私は、彼が責任を負うとは考えない。
et non puto teneri, quia hic monstrat magis nomen quam mandat, tametsi laudet nomen.
なぜなら、この者はたとえ債権を褒めそやすとしても、委任するというよりは、むしろ債権を提示しているにすぎないからである。
idem dico, et si aliquid philanthropi nomine acceperit: nec ex locato conducto erit actio.
彼が好意の名目で何かを受け取った場合にも、私は同じことを言う。 賃貸借に基づく訴えも生じない。
plane si dolo et calliditate creditorem circumuenerit, de dolo actione tenebitur.
明らかに、もし彼が欺瞞と狡猾さによって債権者を欺いたのであれば、悪意の訴えによって責任を負うことになる。

語釈・文法注

  1. §50.14.2.prfaciendi nominis — 名詞 nomen(帳簿上の項目、転じて債権・融資)と動形容詞 facere の属格の組み合わせで、目的を表す。「債権を成立させるために」の意。interuenerit(介入した)にかかる。
  2. §50.14.2.prnon puto teneri — 対格不定詞構文であり、不定詞 teneri(責任を問われる)の意味上の主語として代名詞 eum(彼、すなわち仲介人 proxeneta)が省略されている。
  3. §50.14.2.prphilanthropi nomine — ギリシア語 φιλανθρωπία(好意、慈善)の属格形に由来する。ここでは実質的に「好意による謝礼」「チップ」「手数料」の意味で使われている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §50.14.2.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:50.14.2.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。