Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §43.16.17.pr

現場での暴力による即時回復と占有令状

7093 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

暴力で奪われた占有をその場で暴力により奪い返す行為は占有の継続と見なされ、その後に再度排除が起きた場合に占有令状が適用可能となる仕組みを説明する。

[IULIANUS libro quadragensimo octauo digestorum.
[ユリアヌス、学説彙纂第48巻。
] §43.16.17.prQui possessionem ui ereptam ui in ipso congressu reciperat, in pristinam causam reuerti potius quam ui possidere intellegendus est: ideoque si te deiecero, ilico tu me, deinde ego te, unde ui interdictum tibi utile erit.
] 暴力によって奪われた占有を、まさにその衝突の場において暴力によって取り戻す者は、暴力的に占有しているというよりは、むしろ元の状態に戻ったと理解されるべきである。 それゆえ、もし私があなたを追い出し、直ちにあなたが私を[追い出し]、その後に私があなたを[追い出した]ならば、あなたにとって unde ui(暴力による排除)のインターディクトゥムが有効となるであろう。

語釈・文法注

  1. §43.16.17.prin ipso congressu — 「まさにその衝突において」。一時的な暴力の行使に対してその場ですぐに行われた即時的な自力救済(奪還)を指す表現。奪格支配の前置詞 in と、代名詞 ipse の奪格、および名詞 congressus(衝突、遭遇、小競り合い)の奪格単数からなる。
  2. §43.16.17.prpotius quam ui possidere — 不定詞 possidere(占有する)は、動形容詞 intellegendus est に係り、主語 qui... reciperat が「暴力的に占有している[と見なされる]」ことを表す主格不定詞構文の一部。ここでは in pristinam causam reuerti(元の状態に戻る)と potius quam(〜よりむしろ)を介して対比されている。
  3. §43.16.17.prsi te deiecero, ilico tu me, deinde ego te — 動詞の省略を伴う条件節。前半の si te deiecero(未来完了)に対し、ilico tu me では deieceris(あなたが私を追い出したなら)が、deinde ego te では deiecero(私があなたを追い出したなら)が文脈上省略されている。法学的な論理展開において簡潔さを期すために動詞の反復が避けられている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §43.16.17.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:43.16.17.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。