Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §41.3.1.pr

取得時効の公益的趣旨と所有権の確定

6752 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ガイウスは、特定の物に対する所有権が不確定なままになるのを防ぐという公益上の目的から、所有者が自らの物を捜索するのに十分な法定期限を設ける形で取得時効が導入されたと説明する。

[GAIUS libro uicensimo primo ad edictum prouinciale. ]
[地方総督告示注解第21巻、ガイウス著] 取得時効は公共の利益のために導入された。
§41.3.1.prBono publico usucapio introducta est, ne scilicet quarundam rerum diu et fere semper incerta dominia essent, cum sufficeret dominis ad inquirendas res suas statuti temporis spatium.
それは言うまでもなく、特定の物に対する所有権が長期間にわたり、かつほとんど常に不確実なままであるという事態を防ぐためであり、所有者たちにとっては、自らの物を捜索するために法で定められた期間の長さがあれば十分だったからである。

語釈・文法注

  1. 41.3.1.prBono publico — 便益の与格(dativus commodi)であり、「公共の利益のために(for the public good)」を意味する。文頭に配置されることで、取得時効(usucapio)という制度が私的な侵害ではなく社会全体の秩序維持を第一目的としていることが強調されている。
  2. 41.3.1.prne ... essent — 接続法未完了過去 essent を用いた否定の目的節。「〜でないように」を意味し、主節の完了時制(introducta est)に対応して時制の一致(consecutio temporum)が適用されている。scilicet(言うまでもなく)が挿入され、目的の当然性を補強している。
  3. 41.3.1.prcum sufficeret — 接続法未完了過去 sufficeret を伴う cum 節で、理由(「〜であるので」)を表す。取得時効が所有者にとって過酷な不利益ではなく、十分に配慮されたものであることの根拠を示す。主語は statuti temporis spatium(定められた期間の長さ)である。
  4. 41.3.1.prad inquirendas res suas — 前置詞 ad に動形容詞(gerundive)の対格(inquirendas)と同格の女性複数名詞(res suas)が結合したもので、目的(「自らの物を捜索するために」)を表す。意味上は 'ad inquirendum res suas'(動名詞+目的格)と同等である。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §41.3.1.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:41.3.1.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。