Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §41.2.46.pr

侵奪の不知と意思のみによる占有の継続

6744 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

パピニアヌスは、意思のみによって保持される占有は、他者が立ち入ったとしても、元の占有者がその事実を知らない限り失われないことを、債務消滅のパラレルから論じる。

[IDEM libro uicensimo tertio quaestionum. ] §41.2.46.prquamuis saltus proposito possidendi fuerit alius ingressus, tamdiu priorem possidere dictum est, quamdiu possessionem ab alio occupatam ignoraret.
[同人『疑義集』第23巻] たとえ占有する意図をもって他の者が牧草地に立ち入ったとしても、他者によって占有が侵奪されたことを本人が知らないうちは、以前の占有者が占有していると言われる。
ut enim eodem modo uinculum obligationum soluitur, quo quaeri adsolet, ita non debet ignoranti tolli possessio quae solo animo tenetur.
なぜなら、債務の絆が、それが形成されるのと同じ方法で解消されるのが常であるように、意思のみによって保持されている占有も、それを知らない者から奪われるべきではないからである。

語釈・文法注

  1. §41.2.46.prproposito possidendi — proposito は「意図、目的」を意味する名詞 propositum の奪格(様態・手段)で、possidendi は動名詞 possidere の属格。全体で「占有するという意図をもって」を表す。
  2. §41.2.46.prignoranti — 現在分詞 ignorans(知らない)の単数与格。奪う・取り去ることを意味する動詞 tolli(tollere の受動不定詞)とともに用いられる「分離の与格」であり、「それを知らない者から」と解釈される。
  3. §41.2.46.prquaeri adsolet — quaeri は quaerere(得る、生じさせる)の受動不定詞で、adsolet(〜するのが常である)を補う。債務(obligationum)が成立・発生することを指している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §41.2.46.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:41.2.46.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。