Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §40.4.8.pr

帳簿管理を条件とする遺言解放における注意の基準

6356 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

条件付きで奴隷に解放が遺贈された場合における、帳簿の管理という条件をクリアするために求められる「注意(diligentia)」の基準は、主人にとって有益なものであるべきであり、誠実や残額の返還を伴うものであると論じている。

[POMPONIUS libro quinto ad Sabinum. ] §40.4.8.prSi ita sit scriptum: 'Stichus, si rationes diligenter tractasse uidebitur, liber esto', diligentiam desiderandam, quae domino, non quae seruo erit utilis, coniuncta fidei bonae et in reliquis quoque reddendis.
[ポンポニウス、サビーヌス注解第5巻] 「スティクスは、帳簿を注意深く扱ったと認められるならば、自由であれ」と書かれている場合、主人にとって有益であり奴隷にとって[有益]ではないような、誠実および残額の返還にも結びついた注意が要求される。

語釈・文法注

  1. §40.4.8.prdiligentiam desiderandam — 対格不定詞構文における `esse` の省略。主節の動詞(「〜と判断される」や「〜と私たちは言う」など)が省略されており、間接話法として条件の成就に必要な「注意義務が要求される(べきである)」という判断を示している。
  2. §40.4.8.prutiles — テキストの伝承において複数形 `utiles` となっているが、先行詞 `diligentiam` を受ける関係代名詞 `quae` が主格単数(女性)であるため、文法的には単数主格の形容詞 `utilis` として解釈される。主格補語として `diligentia ... erit utilis` となるべき箇所である。
  3. §40.4.8.prconiuncta — 関係節の外に置かれ、`diligentiam` に係っている。文法的には対格の `coniunctam` であるべきだが、写本上は `coniuncta`(奪格あるいは関係節内の主格に引かれた形)となっている。文脈上は `diligentiam ... coniunctam [esse]`(誠実と結びついた注意)として解釈する。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §40.4.8.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:40.4.8.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。