Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §40.4.56.pr

直接解放と信託遺贈解放が重複した奴隷の選択権

6404 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

遺言において直接および信託遺贈の両方で自由を与えられた奴隷は、どちらの方式で自由を得るかを選択する決定権を持ち、皇帝マルクスもその旨を勅答した。

[PAULUS libro primo fideicommissorum.
[パウルス、『信託遺贈集』第一巻における。
] §40.4.56.prSi quis seruo testamento dederit libertatem et directo et per fideicommissum, in potestate serui est, utrum uelit ex directo an ex fideicommisso ad libertatem peruenire: et ita Marcus imperator rescripsit.
] もし誰かが遺言によって、直接にも信託遺贈によっても奴隷に自由を与えたならば、直接によってか、あるいは信託遺贈によってか、どちらによって自由に到達したいと望むかは、奴隷の権能に委ねられている。 そして、皇帝マルクスはこのように勅答した。

語釈・文法注

  1. §40.4.56.prin potestate serui est, utrum uelit — in potestate est(〜の決定権に属する)という表現に、二者択一の間接疑問節 utrum... an...(〜か、それとも〜か)が接続法 uelit を伴って従属している構造。奴隷自身にどちらの手段による解放を選択するかの決定権があることを表す。
  2. §40.4.56.prdirecto ... per fideicommissum — 遺言によって直接与えられる自由(directo / ex directo、遺言の効力発生と同時に当然に自由となる)と、信託遺贈を通じて与えられる自由(per fideicommissum / ex fideicommisso、受託者による解放行為を必要とする)の対比。手続きや効力発生の法的性質が異なるため、奴隷に有利な方を選択できる。
  3. §40.4.56.pr { — in potestate est(〜の決定権に属する)に、utrum... an...(〜か、あるいは〜か)の間接疑問節が、接続法 uelit(uolo の現在接続法)を伴って従属している構造で、奴隷の自発的な決定権に属していることを示している。
  4. §40.4.56.prdirecto ... per fideicommissum — 遺言によって直接与えられる自由(directo / ex directo、遺言の効力発生と同時に当然に自由となる)と、信託遺贈を通じて与えられる自由(per fideicommissum / ex fideicommisso、受託者の解放行為を必要とする)の対比。手続きや効力発生の法的な性質が異なるため、奴隷にとってどちらが有利かを選択できる権利を認めている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §40.4.56.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:40.4.56.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。