Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §40.4.2.pr

代替相続人の指定に伴う奴隷解放の効力

6350 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

遺言で相続人の代替指定と奴隷の自由付与がなされた場合、第一指定の相続人が相続した際にも奴隷に自由が与えられるべきかという問題について、アリストーの否定的な見解と、二重の付与として有効とするウルピアーヌスの見解を提示する。

[IDEM libro quinto ad Sabinum. ]
[同上、サビーヌス注解第5巻] もしある者が次のように相続人を指定したとする。
§40.4.2.prSi quis ita heredem instituerit 'Titius heres esto.
「ティティウスを相続人とする。
si Titius heres non erit, Stichus heres esto.
もしティティウスが相続人とならないならば、スティクスを相続人とする。
Stichus liber esto', non esse Stichum liberum Aristo ait Titio herede existente.
スティクスは自由の身となるべし。 」ティティウスが相続人となる場合、スティクスは自由の身にならないとアリストーは言う。
mihi uidetur posse dici liberum fore, quasi non utique alio gradu acceperit libertatem, sed dupliciter: quo iure utimur.
私には、彼が自由の身になると言えるように思われる。 あたかも、彼が単に別の段階においてのみ自由を受け取ったのではなく、二重に受け取ったかのように。 そして、これが我々の用いる法である。

語釈・文法注

  1. §40.4.2.prTitio herede existente — 奪格独立構文(ablative absolute)。現在分詞 `existente` を伴い、「ティティウスが相続人として存在する場合」(すなわち、ティティウスが相続を承諾して相続人となる場合)という条件的な状況を表している。
  2. §40.4.2.prliberum fore — 対格不定詞(accusative with infinitive)構文。被主動詞 `dici` の対格主語として `Stichum`(スティクス)が省略されている。`fore` は未来不定詞 `futurum esse` の別形。
  3. §40.4.2.pralio gradu — 遺言における相続人指定の「段階(gradus)」を指す。第一段階(Titius)に代わる第二段階(Stichus)の代替相続人指定(substitution)を意味し、ここでは「代替相続人として相続人になるときにのみ自由を得る」という解釈(アリストーの説)に対する反論の文脈で使われている。

この箇所を引用する

ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §40.4.2.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:40.4.2.pr

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。