Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §40.4.15.pr

受贈者による不解放を条件とする遺言解放

6363 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ユリアヌスは、ある奴隷が遺贈され、受贈者が期限内に解放しない場合に自由とされる条件が課された事例について、解放が行われない限り受贈者は何らの権利も得ず、奴隷は自由になると回答する。

[IULIANUS libro trigensimo secundo digestorum. ]
[ユリアヌス、学説彙纂第32巻] 「私はスティクスをセンプローニウスに遺贈する。
§40.4.15.pr'Stichum Sempronio do lego. si Sempronius Stichum intra annum non manumiserit, idem Stichum liber esto'.
もしセンプローニウスがスティクスを1年以内に解放しなかったならば、同じスティクスは自由たるべし。
quaesitum est, quid iuris sit.
」法的な効力が何であるかが問われた。
respondit hoc modo libertate data 'si Sempronius non manumiserit, Stichus liber esto' Sempronium, nisi manumiserit, nihil iuris in Stichum habiturum, sed liberum eum futurum.
彼は次のように回答した。 「もしセンプローニウスが解放しなかったならば、スティクスは自由たるべし」という形で自由が与えられた場合、センプローニウスは、解放しない限り、スティクスに対して何らの権利も持たないことになり、彼(スティクス)は自由の身になるであろう。

語釈・文法注

  1. §40.4.15.pridem Stichum — 命令法 esto の主語として主格が予期されるところ、対格の Stichum が現れている。これは直前の Stichum Sempronio do lego における対格に引きずられた(格の同化)、あるいは写本上の誤写と考えられ、意味上は主格(同じスティクスが自由となること)として解釈される。
  2. §40.4.15.prSempronium ... habiturum, sed liberum eum futurum — 主動詞 respondit(彼は回答した)に導かれる間接話法(対格不定詞構文、AcI)。Sempronium が不定詞 habiturum [esse] の意味上の主語であり、後半の liberum eum が futurum [esse] の主語と補語を構成している。助動詞 esse は省略されている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §40.4.15.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:40.4.15.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。