Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §38.1.15.pr-38.1.15.1

解放奴隷の病気による免責と労役の不可分性

5900 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

病気により労役を提供できない解放奴隷の免責について規定し、さらに労役の不可分性から、複数の相続人や共同パトロヌスがいる場合には数による分割がなされるべきであることをパピニアヌスやケルススの見解を交えて説明する。

[ULPIANUS libro trigensimo octauo ad edictum.
[ウルピアーヌス、告示註釈第三十八巻において。
] §38.1.15.prLibertus, qui post indictionem operarum ualetudine impeditur, quo minus praestet operas, non tenetur: nec enim potest uideri per eum stare, quo minus operas praestet.
] 解放奴隷が、労役の指定の後に健康状態によって妨げられ、その結果として労役を提供できない場合には、責任を負わない。 なぜなら、彼が労役を提供できないのは彼のせいで阻まれていると見なされることはあり得ないからである。
§38.1.15.1Neque promitti neque solui nec deberi nec peti pro parte poterit opera.
労役は、分割して約束されることも、履行されることも、義務とされることも、請求されることもできない。
ideo Papinianus subicit: si non una, sed plures operae sint et plures heredes existant patrono qui operas stipulatus est, uerum est obligationem operarum numero diuidi.
それゆえ、パピニアヌスは次のように付け加えている。 もし1つではなく複数の労役があり、その労役を約定したパトロヌスに複数の相続人が存在するならば、労役の義務は数によって分割されるというのは正しい。
denique Celsus libro duodecimo scribit, si communis libertus patronis duobus operas mille daturum se iurauerit aut communi eorum seruo promiserit, quingenas potius deberi, quam singularum operarum dimidias.
最後にケルススは第12巻に書いている。 もし共有の解放奴隷が2人のパトロヌスに1000日の労役を提供することを誓ったか、あるいは彼らの共有の奴隷に約束したならば、個々の労役の半分ずつが義務とされるよりは、むしろ500日ずつが義務とされる。

語釈・文法注

  1. §38.1.15.prquo minus — 妨げることを意味する動詞(ここでは impeditur や、否定を伴う per eum stare)に導かれ、接続法を伴って「〜しないように」「〜することから(妨げる)」という従属節をつくる接続詞。
  2. §38.1.15.prper eum stare — 「〜しないのは彼のせいである」「彼の原因によって妨げられている」を意味する慣用表現。通例、後ろに quo minus +接続法を伴う。ここでは non... potest uideri によって否定され、「彼の原因によって労役の提供が妨げられていると見なされることはない」という意味をなす。
  3. §38.1.15.1opera — 単数形であり、「1つの労役(通常1日分の労働)」という個別の単位を指す。この1単位の労役は部分(pro parte)に分割して約束や履行をすることができないという性質(不可分性)を述べている。
  4. §38.1.15.1quingenas potius deberi, quam singularum operarum dimidias — 比較級 quam の後ろに deberi が省略されている。分配数詞 quingenae(それぞれ500ずつ)を用いることで、1000日の労役が個々のパトロヌスに500日ずつという形で、それぞれ1単位ずつの労役の集合として債務になるのであり、個々の労役の半分(dimidias)に切り分けられるのではないことを示している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §38.1.15.pr-38.1.15.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:38.1.15.pr-38.1.15.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。