Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §37.4.19.pr

遺言に反する遺産占有における遺言の有効性要件

5747 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

トリポニヌスは、遺言に反する遺産占有が認められるための要件として、父親の死亡時に有効になり得た遺言書が存在していれば十分であり、実際に相続が開始されたかどうかは問わないが、当初から無効な遺言である場合は請求も無意味であることを説明している。

[TRYPHONINUS libro quinto decimo disputationum. ]
[トリポニヌス執筆『論究』第十五巻] 子供たちに与えられた遺産占有が遺言に反するものであると一般に言われることは、以下のように理解されるべきである。
§37.4.19.prQuod uolgo dicitur liberis datam bonorum possessionem contra lignum esse sic intellegendum est, ut sufficiat exstitisse tabulas mortis tempore patris, ex quibus uel adiri hereditas uel secundum eas bonorum possessio peti potuit, quamuis neutrum eorum postea secutum sit uel sequi potuit: nam si uel omnes instituti substitutique ante testatorem decesserint uel is scriptus heres fuit, cum quo testamenti factio non fuit, peti contra tabulas inane est, quae sine effectu forent.
すなわち、父親の死亡時に遺言書が存在していたことで十分であり、その遺言書から相続が承認され得たか、あるいはその遺言書に従った遺産占有が請求され得たのであれば、たとえそのいずれもがのちに実現しなかった、あるいは実現し得なかったとしても十分である。 なぜなら、もし指定された相続人と予備の相続人の全員が遺言者より前に死亡したか、あるいは遺言作成の資格を持たない者が相続人として指定されていたならば、遺言に反する請求は無意味だからである。 というのも、そのような遺言書は効果を持たないであろうからである。

語釈・文法注

  1. 37.4.19.prcontra lignum — lignum(木、木材)は、遺言が書かれた木製の書板(tabulae)を指す比喩的あるいは口語的な表現であり、contra lignum は通常用いられる contra tabulas(遺言に反して)と同義である。
  2. 37.4.19.prquae sine effectu forent — 関係代名詞 quae の先行詞は女性複数の tabulas であり、接続法未完了過去の forent(= essent)を伴って、「(仮に前提条件のようであれば)それらの遺言書は効果を持たないであろうから」という反実仮想的な帰結を含む理由節を形成している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §37.4.19.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:37.4.19.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。