Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §35.2.78.pr

相続人の欠損による単独相続とファルキディア法

5523 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

共同相続人の一方が欠けて他方が単独相続人となった場合の、ファルキディア法適用の計算方法(合算すべきか個別か)と、その際の受遺者の救済について論じている。

[IDEM libro tertio de legatis ad edictum praetoris urbani. ] §35.2.78.prQuod si alterutro eorum deficiente alter heres solus exstiterit, utrum perinde ratio legis Falcidiae habenda sit, ac si statim ab initio is solus heres institutus esset, an singularum portionum separatim causae spectandae sunt? et placet, si eius pars legatis exhausta sit, qui heres exstiterit, adiuuari legatarios per deficientem partem, quia ea non est legatis onerata, quia et legata quae apud heredem remanent efficiunt, ut ceteris legatariis aut nihil aut minus detrahatur: si uero defecta pars fuerit exhausta, perinde in ea ponendam rationem legis Falcidiae, atque si ad eum ipsum pertineret, a quo defecta fieret.
[同著者、都市法務官告示に対する、遺言遺贈に関する第3巻より] しかし、もし彼らのうちどちらか一方が欠けたことによって、もう一方が唯一の相続人として残った場合、最初から彼だけが唯一の相続人に指定されていたかのように同様にファルキディア法の計算が行われるべきであるのか、それとも個々の分け前の事由が別々に考慮されるべきであるのか。 そして、もし唯一 of 相続人として残った者の部分が遺贈によって枯渇しているならば、欠けた部分によって受遺者たちが救済される、と支持されている。 なぜなら、その部分は遺贈による負担を課されていないからであり、また、相続人の手元に留まる遺贈も、他の受遺者たちから何も差し引かれないか、あるいはより少なく差し引かれることになるように作用するからである。 しかし、もし欠けた部分が枯渇しているならば、あたかもその部分が、それを欠くことになった者自身に属していたかのように、その部分において同様にファルキディア法の計算が適用されるべきであるとされる。

語釈・文法注

  1. 35.2.78.pralterutro eorum deficiente — 「彼らのうちどちらか一方が欠けたことによって」という奪格独立句。共同相続人の一方が相続を放棄したり死亡したりした状況を指す(これにより帰属権 ius adcrescendi に基づき、もう一方が単独相続人となる)。
  2. 35.2.78.prutrum ... an — 二重疑問文の構造。「〜か、それとも…か」を表し、第1節には接続法直説法の区別があるが、ここでは当為を示す nondum/dubium 的な文脈で、主節の "habenda sit"(接続法)と "spectandae sunt"(直説法)という法の一致の破れが見られる。
  3. 35.2.78.prplacet — 非人称動詞で「〜と決定されている、支持されている」の意。これに依存して対格不定詞(AcI)構文が2つ並列されている。第1は "adiuuari legatarios" で、第2は "si uero..." 以下に続く "[esse] ponendam rationem" である。
  4. 35.2.78.prlegata quae apud heredem remanent — 「相続人の手元に留まる(=不成立となる)遺贈」。受遺者の死亡などにより無効・失効し、相続人に帰属することになった遺贈を指す。これがファルキディア法の計算上、遺贈総額を減少させるため、他の受遺者に対する減額の程度を緩和する効果を持つ。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §35.2.78.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:35.2.78.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。