Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §34.9.1.pr

パトロヌスを死後告発した解放奴隷の遺贈喪失

5306 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

パトロヌスの死後に彼を違法取引で告発した解放奴隷は、たとえ告発により褒賞を得ていたとしても、遺言で遺贈された財産を相続する資格を失うという皇帝の勅答。

[MARCIANUS libro sexto institutionum. ] §34.9.1.prDiui Seuerus et Antoninus rescripserunt quasi indignum carere legato seu fideicommisso libertum, quae ei testamento patroni relicta erant, cum patronum suum post mortem eius quasi illicitae mercis negotiatorem detulerat, quamuis et praemium meruit.
[マルキアヌス、『法学提要』第六巻] 神君セウェルスとアントニヌスは、解放奴隷が、死後に自己のパトロヌスを違法な商品の取引者として告発した場合には、たとえ褒賞を得ていたとしても、パトロヌスの遺言において彼に残されていた遺贈または信託遺贈を、不徳義な者として失うべきであると勅答した。

語釈・文法注

  1. 34.9.1.prquasi indignum carere legato seu fideicommisso libertum — 主動詞 rescripserunt に導かれる対格不定法(AcI)構文。libertum が不定法 carere の意味上の主語。quasi indignum は libertum にかかる述語的属性で、「不徳義な者(indignus)として」を意味する。carere は奪格(legato seu fideicommisso)を支配する。
  2. 34.9.1.prquae ei testamento patroni relicta erant — 関係代名詞 quae の先行詞は、前文の legato seu fideicommisso であるが、単数名詞の選言(seu)であるにもかかわらず、関係詞は中性複数形 quae になっている。これは遺贈された「個々の財産(中性複数名詞 res と同様の扱い)」を包括的に指しているためである。
  3. 34.9.1.prquamuis et praemium meruit — 古典期ラテン語では quamuis は通常接続法を伴うが、ここでは直説法完了形 meruit が用いられている。これは、解放奴隷が告発によって実際に賞金や免除などの褒賞(praemium)を得たという「客観的な事実」を強調する効果を持つとともに、ポスト古典期の法学ラテン語における直説法の使用傾向を反映している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §34.9.1.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:34.9.1.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。