Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §33.2.21.pr

条件付選択遺贈と相続人の選択権保護

4973 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

条件付きの選択遺贈において、条件が確定するまでは受贈者は他方の無条件の遺贈(使用収益権)をも請求できないこと、およびその理由が相続人の選択権保護にあることを説明する。

[PAULUS libro septimo ad legem Iuliam et Papiam. ] §33.2.21.prTitio usus fructus Stichi aut, si nauis ex Asia uenerit, decem legata sunt.
[パウルス、『ユリウス・パピウス法註釈』第7巻より] ティティウスに、スティクスの使用収益権、または、もしアジアから船が到着したならば10が遺贈された。
non petet usum fructum, antequam condicio decem existat uel deficiat, ne potestas heredi utrum uelit dandi auferatur.
彼は、10の条件が成就するか、あるいは不成就になるまでは、使用収益権を請求してはならない。 これは、相続人がどちらであれ望む方を与えるという権能を奪われないようにするためである。

語釈・文法注

  1. §33.2.21.prdecem — 中性複数主格の数詞が名詞的に用いられ、「10(の金銭貨幣)」を意味する。ローマ法学では金額を表す際に通貨単位(セステルティウス等)がしばしば省略される。
  2. §33.2.21.prpetet — 動詞 petere(請求する)の直説法未来3人称単数。ここでは、単なる未来の事実の予測ではなく、法律上の不許(~してはならない、請求できない)という義務的効果を表す。
  3. §33.2.21.prheredi — 動詞 auferatur(奪われる)とともに用いられ、不利益を被る主体(奪い去られる対象)を表す「分離の与格(奪格的与格)」。
  4. §33.2.21.prpotestas heredi utrum uelit dandi — dandi は動名詞属格で potestas に係る(「与える権能」)。utrum uelit(どちらを望むか、接続法現在)は間接疑問節で、動名詞 dandi の目的語として機能しており、全体で「(相続人が)どちらを望むかを与える権能」という構造を成す。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §33.2.21.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:33.2.21.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。