Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §29.5.22.pr

死因追究を怠った相続人の死と国庫帰属請求

4568 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

毒殺された被相続人の死を追究しなかった相続人が死亡した後、その遺産を国庫帰属対象として通報する者が現れた件について、パウルスは、本件が財産上の問題であるため相続人の死によっても消滅しないと答申する。

[PAULUS libro sexto decimo responsorum. ] §29.5.22.prGaius Seius cum languesceret, questus est se ueneno occidi a seruo suo et sic exspirauit: cui heres exstitit Lucia Titia soror et mortem eius exsequi neglexit et ipsa post annum decimum decessit: exstitit qui bona nuntiaret Gaii Seii: quaero, an morte Titiae extinctum sit crimen.
[パウルス著『答申集』第十六巻] ガイウス・セイウスは病に伏していたとき、自分が自身の奴隷によって毒殺されようとしていると訴え、そのようにして息を引き取った。 彼の相続人として姉妹のルキア・ティティアが立ったが、彼女は彼の死を追究することを怠り、彼女自身も十年後に亡くなった。 その後、ガイウス・セイウスの遺産を(国庫に)通報する者が現れた。 私は、ティティアの死によってその罪が消滅したのかどうかを尋ねる。
Paulus respondit causam, de qua quaeritur, cum sit pecuniaria, morte ingratae heredis extinctam non uideri.
パウルスは、問われている事件は金銭的なものであるため、恩知らずな相続人の死によって消滅したとはみなされない、と答申した。

語釈・文法注

  1. §29.5.22.prbona nuntiaret — 「財産を(国庫に没収すべきものとして)通報する」の意。接続法未完了過去の nuntiaret は、先行詞 qui を伴い、そのような行為を行う人物という「特性」または「目的」を表す関係節を形成している。
  2. §29.5.22.prcausam... morte ingratae heredis extinctam non uideri — 主動詞 Paulus respondit に続く対格不定詞構文。causam が不定詞句の主語、extinctam [esse] uideri が述語部。受動態 uideri は「〜のように思われる、みなされる」の意。cum sit pecuniaria(金銭的なものであるため)という理由節が、相続人の死によっても訴訟(財産没収の手続き)が消滅しない根拠となっている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §29.5.22.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:29.5.22.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。