Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §29.5.10.pr-29.5.10.1

廃嫡された息子の殺害と生前解放自由人への査問

4556 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

廃嫡された息子が遺産相続前に殺害された場合、遺産が相続されたか否かの結果に応じて奴隷の扱いを判断すること、および神君トラヤヌスによる解放自由人への査問の規定を説明している。

[PAULUS libro singulari ad senatus consultum Silanianum. ]
[パウルス、シラニアヌム元老院議決注解単巻本] 廃嫡された息子が、父親の遺産が相続される前に殺害された場合、その結果から判断されることになる。
§29.5.10.prSi exheredatus filius, antequam adiretur patris hereditas, occisus sit, ex euentu inspicietur, ut, si adita fuerit hereditas, quasi alieni fuisse uideantur: si uero irritum testamentum factum sit, quia ipsius essent si uiueret, omnia perinde aguntur ac si dominus esset.
すなわち、もし遺産が相続されたならば、奴隷たちはあたかも他人のものであったかのように見なされる。 しかし、もし遺言が無効となったならば、彼が生きていたならば奴隷たちは彼自身のものであったはずであるから、すべてのことが、あたかも彼が主人であったかのように進められる。
§29.5.10.1Sub diuo Traiano constitutum est de his libertis, quos uiuus manumiserat, quaestionem haberi
神君トラヤヌスの下で、彼が生前に解放した解放自由人たちについても、査問が行われるべきであることが決定された。

語釈・文法注

  1. §29.5.10.pruideantur — 接続法現在三人称複数形。この動詞の主語は原文に明示されていないが、文脈上、殺害された主人の家の奴隷たち(serui / mancipia)を指す。これは、後半の `quia ipsius essent`(もし彼が生きていれば彼自身のものであったろうから)という表現とも対応している。
  2. §29.5.10.prquia ipsius essent si uiueret — 原因節 `quia...` 内に条件節 `si uiueret` が入った反実仮想(接続法未完了過去)の構成。`ipsius`(属格)は、文頭の `exheredatus filius`(廃嫡された息子)を指す代名詞 `ipse` の所有属格であり、「もし彼が生きていれば、彼(自身)の所有物であっただろう」という意味になる。遺言が無効(irritum)となった場合、息子は法定相続人となり、遺産(奴隷を含む)は息子の所有となったはずだからである。
  3. §29.5.10.1quaestionem haberi — 対格不定詞構文(主語:`quaestionem`、不定詞:`haberi`)。主節の非人称表現 `constitutum est`(決定された)の真の主語(名詞節)として機能している。`quaestio` はこの文脈では、奴隷や解放自由人に対して拷問を伴って行われる刑事上の「査問・尋問」を意味する。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §29.5.10.pr-29.5.10.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:29.5.10.pr-29.5.10.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。