Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §29.1.44.pr

敵地で死に瀕した非軍人の遺言の特例

4403 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

敵地で不意の事態に遭遇して死亡した者は、属州総督など本来は軍法による遺言特権を持たない身分であっても、望む方法で遺言を行うことができるとする皇帝の勅答について。

[ULPIANUS libro quadragesimo quinto ad edictum.
[ウルピアーヌス、告示注解第四十五巻。
] §29.1.44.prRescripta principum ostendunt omnes omnino, qui eius sunt gradus, ut iure militari testari non possint, si in hostico deprehendantur et illic decedant, quomodo uelint et quomodo possint, testari, siue praeses sit prouinciae siue quis alius, qui iure militari testari non potest.
] 皇帝たちの勅答は、たとえ属州総督であれ、あるいは軍法によって遺言することができない他の誰であれ、軍法によって遺言することができないような地位にあるすべての者が、もし敵地で不意の事態に遭遇し、そこで死亡するならば、自らが望み、かつ可能である方法で遺言することができるということを示している。

語釈・文法注

  1. §29.1.44.preius sunt gradus, ut — eius は属格 gradus を修飾し、主格関係代名詞 qui の述語として機能する「性質の属格」を構成する(「そのような階級・地位にある」)。これに続く ut 節(接続法 possint を伴う)は、その性質の具体的内容を示す結果節である。
  2. §29.1.44.prin hostico deprehendantur — in hostico は中性形容詞の名詞化(「敵地において」)。deprehendantur は deprehendere(不意に襲う、見出す)の接続法現在受動態で、ここでは単に敵に「捕らえられる」だけでなく、戦争などの緊迫した状況下で「敵地に拘束される、取り残されて不意の事態に遭遇する」という文脈を表す。
  3. §29.1.44.promnes omnino ... testari — 主節の動詞 ostendunt が導く対格不定詞(A.C.I.)構文。対格主語 omnes omnino に対し、不定詞 testari が対応するが、文脈上「遺言することができる」という可能の助動詞(posse)の意味が省略、あるいは testari 自体に内包されているものとして解釈される。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §29.1.44.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:29.1.44.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。