Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §28.7.10.pr-28.7.10.1

遺言補足書の記載を条件とする相続人指定の効力

4330 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

遺言補足書(コディキルス)を条件とする相続人指定の有効性について、将来の事象に係る条件指定は一般には有効であること、また過去や現在の事実に係る指定は本来の「条件」ではないため服権下の息子に対しても有効であることを論じる。

[ULPIANUS libro octauo disputationum.
[ウルピアヌス、討論集第八巻。
] §28.7.10.prInstitutio talis: 'si codicillis Seium heredem scripsero, heres esto' non est inutilis in quouis herede instituto praeter filium: est enim condicionalis institutio.
] 「もし私が遺言補足書においてセイウスを相続人と書いたならば、彼は相続人たれ」というような相続人指定は、息子を除く、指定されたいかなる相続人においても無効ではない。 なぜなら、それは条件付きの指定だからである。
nec uideiur hereditas codicillis data, quod interdictum est, uerum condicionalis est haec institutio, quae testamento data esset.
また、遺言補足書によって相続権が与えられたとはみなされない(それは禁止されていることだが)。 そうではなく、この指定は、遺言書において与えられた条件付きのものである。
proinde et si ita scripserit: 'cuius nomen codicillis scripsero, ille mihi heres esto', pari ratione dicendum erit institutionem ualere nullo iure impediente.
したがって、たとえ遺言者が「私が遺言補足書にその名を書く者を、私の相続人とせよ」と書いたとしても、同様の理由により、いかなる法も妨げることなく、その指定は有効であると言うべきである。
§28.7.10.1Si quem ita institutum ponamus: 'ille, si eum codicillis heredem scripsi, heres esto', ualet institutio etiam in filio qui in potestate est, cum nulla sit condicio, quae in praeteritum confertur uel quae in praesens, ueluti 'si rex Parthorum uiuit', 'si nauis in portu stat'.
もし誰かが次のように指定されたと仮定しよう。 「彼を、もし私が遺言補足書に相続人と書いたならば、相続人たれ」と。 この指定は、服権下にある息子においても有効である。 なぜなら、過去または現在に向けられたものは、条件ではないからである。 例えば「もしパルティアの王が生きていれば」、「もし船が港に停泊していれば」というように。

語釈・文法注

  1. §28.7.10.prquae testamento data esset — 接続法過去完了 `esset` が用いられているのは、この関係節が「(コディキルスではなく)遺言書において本来与えられたはずの」という反事実的または仮定的な性格、あるいは相続人指定の法的な位置づけを説明する主観的な叙述であることを示している。
  2. §28.7.10.1nulla sit condicio, quae in praeteritum confertur uel quae in praesens — 理由を表す `cum` 節内の動詞 `sit` が接続法であるのに対し、その関係節の動詞 `confertur` は直説法になっている。これは、過去または現在の事実に言及するものが法的な意味での「条件」(将来の不確定な事実)に該当しないという客観的事実を、記述的に示しているためである。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §28.7.10.pr-28.7.10.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:28.7.10.pr-28.7.10.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。