Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §26.10.12.pr

奴隷による不正告発に対する保佐人の抗弁の禁止

3939 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

不適格な後見人(保佐人)の審理において、被後見人の奴隷が不正を告発し法務官に情報提供することを、保佐人が抗弁によって妨げることは認められないと論じる。

[IULIUS AQUILA libro responsorum. ] §26.10.12.prNihil proponi, cur praescribere curator possit in cognitione suspecti, quo minus religio praetoris a pupillari seruo detegente fraudes instruatur.
[ユリウス・アクィラ、『解答集』より] 不適格者の審理において、不正を暴く被後見人の奴隷によって法務官の良心に情報がもたらされることを、保佐人が抗弁を提出することによって妨げうる理由は、何一つ提示されていない。

語釈・文法注

  1. §26.10.12.prNihil proponi — 対格と不定詞(AcI構文)であり、法学者の解答(Responsum)において「〜という理由は存在しない」「〜と主張される余地はない」と客観的に判断を下す表現。proponereはここでは「(抗弁や法的な理由を)提示する」の意。
  2. §26.10.12.prpraescribere — 自動詞として用いられており、ローマ法における「(時効や除外例などの)抗弁を提出する」という技術用語。
  3. §26.10.12.prquo minus — 妨害や阻止のニュアンスを含む表現(ここではpraescribere「抗弁によって排除・妨害する」)を受けて、接続法現在受動態instruaturを導く接続詞。後見人が抗弁によって「法務官の良心が情報を得ることを妨げる」という関係を示す。
  4. §26.10.12.prreligio praetoris — 直訳すると「法務官の宗教心、敬虔さ」であるが、法学的な文脈では、法務官が事件の真相を明らかにして正義を実現すべき「職責」「司法的良心」「道徳的義務感」を指す。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §26.10.12.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:26.10.12.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。