Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §23.5.14.pr-23.5.14.3

第三者への引渡しや債務承継による持参地の成立要件

3505 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

第14法におけるパウルスの記述。結婚相手の同意による第三者への土地引渡し、他人の名義での持参財産提供、夫の債務である土地の約束、夫が代替者となっている遺産の拒絶といった様々な状況下で、土地が持参土地となる要件や状態を整理している。

[PAULUS libro tertio de adulteriis. ] §23.5.14.prSi nuptura Titio uoluntate eius fundum dotis nomine Maeuio tradit, dos eius condicionis erit, cuius esset, si ipsi Titio fundum tradidisset.
[パウルス、『姦通罪について』第3巻より]ティティウスと結婚しようとしている女性が、彼の意思によって、持参財産の名目でマイウィウスに土地を引き渡す場合、その持参財産は、もし彼女がティティウス自身に土地を引き渡していたとすればそうであったであろうのと同じ状態に置かれる。
§23.5.14.1Si mulieris nomine quis fundum in dotem dederit, dotalis fundus erit: propter uxorem enim uidetur is fundus ad maritum peruenisse.
もし誰かが女性の名において土地を持参財産として与えた場合、その土地は持参土地となる。 なぜなら、その土地は妻のおかげで夫に帰属したとみなされるからである。
§23.5.14.2Si fundum alienum mulieri debeat maritus eumque mulier ei dotis nomine promiserit, in pendenti erit et tunc fiet dotalis, cum ad eum peruenerit.
もし夫が他人の土地を女性に対して義務づけられており、女性がこれを持参財産の名目で彼に約束した場合、それは未定の状態に置かれ、それが彼に帰属したときに持参土地となる。
§23.5.14.3Si fundum legatum sibi dotis causa mulier repudiauerit uel etiam substituto uiro omiserit hereditatem uel legatum, erit fundus dotalis.
もし、自分に対して持参財産のために遺贈された土地を女性が拒絶した場合、あるいは、夫が代替者として指定されている状況で、彼女が相続もしくは遺贈の受諾を怠った場合、その土地は持参土地となる。

語釈・文法注

  1. §23.5.14.prcuius esset, si ipsi Titio fundum tradidisset — cuius は先行詞 condicionis の属格に呼応する関係代名詞属格。条件節 si... tradidisset(接続法過去完了)を伴う反実仮想帰結節として esset(接続法未完了過去)が用いられており、「もし(過去に)直接引き渡していたとすれば、現在そうであるはずの状態」を表現している。
  2. §23.5.14.2cum ad eum peruenerit — 時・条件の接続詞 cum に導かれる従属節で、peruenerit は未来完了直説法。代名詞 eum は文脈上、女性(mulier)に対して土地を引き渡す債務を負っていた夫(maritus)を指す。夫が土地を取得してその所有権が彼に帰属した時点を示す。
  3. §23.5.14.3substituto uiro — 独立奪格構文(名詞+分詞)であり、「夫が代替者(補欠相続人または代替受遺者)として指定されている状況で」を意味する。妻が遺贈や相続を拒絶(repudiauerit / omiserit)した結果、代替者である夫(uir)がこれらを取得することになり、その土地が夫に帰属して持参土地となる背景を説明している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §23.5.14.pr-23.5.14.3. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:23.5.14.pr-23.5.14.3

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。