Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §23.2.5.pr

不在者との婚姻と夫の家への引き入れ

3311 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

不在の男性に対して書状や使者を介して嫁ぐことは可能であるが、不在の女性をそのように娶ることはできないという、婚姻成立における夫の家への引き入れ(デドゥクティオ)の必要性を論じる。

[IDEM libro quarto ad Sabinum. ] §23.2.5.prMulierem absenti per litteras eius uel per nuntium posse nubere placet, si in domum eius deduceretur: eam uero quae abesset ex litteris uel nuntio suo duci a marito non posse: deductione enim opus esse in mariti, non in uxoris domum, quasi in domicilium matrimonii.
[同著者、サビヌス注解第4巻] 不在の男性に対して、彼の書状または使者を介して、女性が嫁ぐことは、もし彼女が彼の家に連れて行かれるならば可能であるとされる。 しかし、不在である女性が、自身の書状や使者によって、夫に娶られることは不可能である。 というのも、必要とされるのは夫の家への引き入れであって、妻の家への引き入れではなく、夫の家こそがいわば婚姻の居住地だからである。

語釈・文法注

  1. §23.2.5.prabsenti / duci — 動詞 nubere(嫁ぐ)が与格(absenti)を支配するのに対し、男性側が主語となる「娶る」は ducere(対格支配)であり、ここではその受動態 duci a marito(夫によって娶られる)が使われている。この格支配と態の非対称性は、婚姻が妻を夫の家へと引き入れること(deductio)によって成立するというローマ法の観念を反映している。
  2. §23.2.5.prdeductione ... opus esse — 非人称表現 opus est(〜が必要である)が奪格を要求するため、deductione(引き入れ)が奪格形になっている。文全体が placet に支配された間接話法の中にあるため、動詞は不定詞 esse になっている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §23.2.5.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:23.2.5.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。