Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §19.5.11.pr

事実依拠訴えの必要性と法務官による法律の補充

2898 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ポンポニウスは、訴えの制度的不足を補うために事実依拠訴えが必要とされること、そして既存の法律に不備がある場合にも法務官がこれを適合・補完することを、アクィリウス法を例に挙げて説明している。

[POMPONIUS libro trigesimo nono ad Quintum Mucium. ] §19.5.11.prQuia actionum non plenus numerus esset, ideo plerumque actiones in factum desiderantur.
[ポンポニウス『クイントゥス・ムキウス註釈』第39巻より]\n\n訴えの数が十分ではないため、それゆえに多くの場合、事実依拠訴えが必要とされる。
sed et eas actiones, quae legibus proditae sunt, si lex iusta ac necessaria sit, supplet praetor in eo quod legi deest: quod facit in lege Aquilia reddendo actiones in factum accommodatas legi Aquiliae, idque utilitas eius legis exigit.
しかしまた、法律によって提示されたそれらの訴えについても、もし法律が公正かつ必要なものであるなら、法務官は法律に欠けている点においてそれを補う。 このことを、法務官はアクィリウス法に適合させた事実依拠訴えを与えることによってアクィリウス法において行っているのであり、その法律の有用性がそれを要求しているのである。

語釈・文法注

  1. §19.5.11.prQuia actionum non plenus numerus esset — 原因節(quia)において直説法ではなく接続法 esset が用いられている。これは、筆者が自身の主張としてではなく、法制度の客観的な背景や、注釈対象であるクイントゥス・ムキウス等の見解(「〜という理由だからであるとされている」)を間接話法的に叙述しているためである。
  2. §19.5.11.preas actiones ... supplet praetor in eo quod legi deest — 対格 eas actiones は他動詞 supplet の直接目的語。法務官(praetor)が「既存の訴え(eas actiones)を、法律に欠けている部分(in eo quod legi deest)において補う(supplere)」という構造になっており、既存の成文法上の訴えを法務官が解釈や事実依拠訴えによって拡張・補完することを意味する。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §19.5.11.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:19.5.11.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。