Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §19.2.62.pr

検収前の水路崩壊における地盤と工事の欠陥による危険負担

2883 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

ラベオは、請負人が造成した水路が検収前に崩落によって破壊された場合、危険は請負人が負うとするが、パウルスは、崩落の原因が地盤の欠陥であれば発注者が、工事の欠陥であれば請負人が責任を負うべきだと修正する。

[LABEO libro primo pithanorum. ] §19.2.62.prSi riuum, quem faciendum conduxeras et feceras, antequam eum probares, labes corrumpit, tuum periculum est.
[ラベオ『ピタナ』第1巻より] もし君が、造成することを請け負い、現に作成した水路を、君がそれを承認させる前に、崩落が破壊したならば、危険は君に帰属する。
PAULUS: immo si soli uitio id accidit, locatoris erit periculum, si operis uitio accidit, tuum erit detrimentum.
パウルス:そうではなく、もしそれが地盤の欠陥によって生じたのであれば、危険は発注者に帰属し、工事の欠陥によって生じたのであれば、損失は君に帰属する。

語釈・文法注

  1. §19.2.62.prprobares — 動詞 probare は一般に「承認する」「検査する」を意味するが、請負人(ここでは2人称単数)が主語となる場合、発注者に対して「成果物の承認を得る」「検収を通す」という意味で使われる。
  2. §19.2.62.prlocatoris — ローマ法の請負契約(locatio conductio operis)においては、仕事を発注する側が locator(賃貸人)と呼ばれ、仕事を請け負う側が conductor(賃借人、本文中の conduxeras の主語)と呼ばれる。したがって locatoris は「発注者の」を意味する。

この箇所を引用する

ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §19.2.62.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:19.2.62.pr

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。