Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §18.1.59.pr

無負担特約のない土地売買における現状引渡し

2647 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

土地の売買契約において「最善かつ最大」という完全無欠な所有権を保証する特約がなかった場合、売主は土地を自由な状態ではなく現状有姿のまま引き渡せば足りるという判断と、それが都市地所にも適用されることを示す。

[CELSUS libro octauo digestorum. ] §18.1.59.prCum uenderes fundum, non dixisti 'ita ut optimus maximusque': uerum est, quod Quinto Mucio placebat, non liberum, sed qualis esset, fundum praestari oportere.
[ケルスス、『学説彙纂』第8巻] あなたが土地を売却したとき、「最善にして最大たるがごとく」とは言わなかった。 クイントゥス・ムキウスが支持していたように、土地は(負担から)自由なものとしてではなく、それがどのような状態であるか(現状のまま)で引き渡されるべきであるというのは、真実である。
idem et in urbanis praediis dicendum est.
同じことが都市地所についても言われるべきである。

語釈・文法注

  1. §18.1.59.prita ut optimus maximusque — 「最善にして最大たるがごとく」という表現は、売却される不動産が他人のいかなる役権(サービチュード)などの負担からも自由であり、完全な所有権を有していることを保証する契約上の決まり文句である。この文言がない場合、売主は土地を現状有姿(qualis esset)で引き渡せば足りる。
  2. §18.1.59.prnon liberum, sed qualis esset — 被対象格である `fundum` を叙述的に修飾する。`liberum`(いかなる役権等の負担もない自由な状態)と `qualis esset`(それがどのような状態であるか、すなわち現に負担が存在するならその負担を伴ったままの状態)が対比されている。`esset` は接続法過去で、契約時における土地の現状を指示する間接疑問あるいは性状の記述である。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §18.1.59.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:18.1.59.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。