Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §18.1.27.pr

善意買主の成立要件と被後見人からの買入れ

2615 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

善意の買主の要件について、売主を所有者と誤信した場合は善意となるが、被後見人や偽の後見人からその事情を知りつつ購入した場合は善意とは認められないとする。

[PAULUS libro octauo ad Sabinum. ] §18.1.27.prQui a quolibet rem emit, quam putat ipsius esse, bona fide emit: at qui sine tutoris auctoritate a pupillo emit, uel falso tutore auctore, quem scit tutorem non esse, non uidetur bona fide emere, ut et Sabinus scripsit.
[パウルス、サビヌス註釈第8巻] 何らかの者から、その者自身のものであると信じて物を購入する者は、善意で購入している。 しかし、後見人の同意なしに被後見人から購入する者、あるいは、後見人でないと知っている偽の後見人の同意を得て購入する者は、善意で購入しているとはみなされない。 これはサビヌスも書いている通りである。

語釈・文法注

  1. §18.1.27.prquam putat ipsius esse — 関係節内の putat の目的語として、対格不定詞(AcI)構文が用いられている。不定詞 esse の主語である対格 rem(関係代名詞 quam の先行詞)が省略されており、属格の ipsius は売主(a quolibet)を指す。「その物(rem)が売主自身のもの(ipsius)であると考える」という構造である。
  2. §18.1.27.prfalso tutore auctore — 名詞二つ(falso tutore と auctore)からなる独立奪格(Ablative Absolute)構文。auctor は被後見人の法律行為に「同意を与える者(授権者)」を指すため、「偽の後見人が同意者となっている状態で」という意味になる。
  3. §18.1.27.prquem scit tutorem non esse — scit(主語は主節の qui)の目的語として、対格不定詞(AcI)構文が用いられている。関係代名詞の対格 quem が esse の意味上の主語であり、tutorem はその補語である。先行詞は falso tutore であり、「その者(偽の後見人)が後見人ではないと知っている」と訳される。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §18.1.27.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:18.1.27.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。