Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §12.4.8.pr

適齢未達者の婚姻における持参金の返還請求

1958 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

適齢未達の者の間で行われた婚姻における持参金の返還請求について、ネラティウスがセルウィウスの説を釈明する。不完全であっても婚姻状態が継続している限りは、婚約中の持参金と同様に返還請求は認められないとされる。

[NERATIUS libro secundo membranarum. ] §12.4.8.prQuod Seruius in libro de dotibus scribit, si inter eas personas, quarum altera nondum iustam aetatem habeat, nuptiae factae sint, quod dotis nomine interim datum sit, repeti posse, sic intellegendum est, ut, si diuor-tium intercesserit, priusquam utraque persona iustam aetatem habeat, sit eius pecuniae repetitio, donec autem in eodem habitu matrimonii permanent, non magis id repeti possit, quam quod sponsa sponso dotis nomine dederit, donec maneat inter eos adfinitas: quod enim ex ea causa nondum coito matrimonio datur, cum sic detur tamquam in dotem peruenturum, quamdiu peruenire potest, repetitio eius non est.
[ネラティウス『羊皮紙書』第2巻] セルウィウスが『持参金について』の書の中で、その一方がまだ適齢に達していない者たちの間で婚姻がなされた場合に、その間に持参金の名目で与えられたものは返還請求できる、と書いていることは、次のように理解されるべきである。 すなわち、双方が適齢に達する前に離婚が成立したならば、その金銭の返還請求が認められるが、彼らが同一の婚姻の状態にとどまっている間は、婚約者同士の間に姻戚関係が残っている限りにおいて婚約者が婚約者に持参金の名目で与えたもの以上に、それが返還請求されうることはない。 なぜなら、婚姻がまだ成立していないのにその原因に基づいて与えられるものは、持参金に帰属することになるものとして与えられるのであるから、そうなりうる限りは、その返還請求は認められないからである。

語釈・文法注

  1. §12.4.8.prQuod Seruius in libro de dotibus scribit — 文頭の Quod は関係代名詞で、「セルウィウスが……と書いていることについては」という話題提示の節を形成し、主節の sic intellegendum est, ut...(このように理解されるべきである、すなわち……)へとつながる。また、scribit の目的語として quod dotis nomine interim datum sit, repeti posse という対格不定詞構文が入れ子状に組み込まれており、全体として複雑な従属構造を形成している。
  2. §12.4.8.prnon magis id repeti possit, quam quod sponsa sponso — non magis A quam B(Bでないのと同様にAでない、あるいはB以上にAが〜することはない)の比較構文。不完全な婚姻関係(適齢に達していない)における持参金の返還請求(A)を、通常の婚約関係(B)における持参金の返還請求の不可と比較している。双方とも「関係が存続する限り(donec ...)」は返還請求ができないという点で同様であることを示している。
  3. §12.4.8.prnondum coito matrimonio — coito は動詞 coire(結ばれる、成立する)の完了受動分詞であり、matrimonio(婚姻)とともに「婚姻がまだ成立していない状態で」を表す独立奪格を構成している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §12.4.8.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:12.4.8.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。