Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §11.3.16.pr

解放後に出納奴隷の横領と堕落が判明した訴え

1786 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

主人が解放した出納係の元奴隷が、在籍中に女性のもとでお金を使い果たしていたことが判明し、その女性に対して奴隷堕落の訴えおよび窃盗の訴えを提起できるかが問われ、いずれも提起可能であると回答された。

[ALFENUS UARUS libro secundo digestorum.
[アルフェーヌス・ウァルス、学説集第2巻。
] §11.3.16.prDominus seruum dispensatorem manumisit, postea rationes ab eo accepit et cum eis non constaret, conperit apud quandam mulierculam pecuniam eum consumpsisse: quaerebatur, possetne agere serui corrupti cum ea muliere, cum is seruus iam liber esset.
] 主人が出納係の奴隷を解放し、その後彼から決算報告を受け取ったが、計算が合わなかったため、彼がある卑しい女のもとでお金を使い果たしたことを突き止めた。 その奴隷がすでに自由の身になっているときに、その女に対して奴隷堕落の訴えを提起できるかどうかが問われた。
respondi posse, sed etiam furti de pecuniis, quas seruus ad eam detulisset.
私は、提起できるし、さらに奴隷が彼女のもとに持ち込んだお金について、窃盗の訴えも提起できると答えた。

語釈・文法注

  1. §11.3.16.prconstaret — 動詞 `constare` は会計・計算において「辻褄が合う」「一致する」を意味する。`eis` は前出の女性複数名詞 `rationes`(帳簿、計算)を指し、「それらの計算が合わなかったので」という状況を表す。
  2. §11.3.16.pragere serui corrupti — `agere`(訴えを提起する)の後に、本来なら `actio serui corrupti`(奴隷堕落の訴え)とすべきところ、名詞 `actio` が省略されて属格 `serui corrupti` が直接続いている。法学文献によく見られる簡略表現。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §11.3.16.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:11.3.16.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。