Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §11.3.10.pr

奴隷が持ち去った財物に対する誘惑者の賠償責任

1780 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

奴隷が持ち去った財物の評価も賠償額の算定に含まれ、不法行為の首謀者である誘惑者が責任を負うべきであり、その財物の最終的な所在や消費の有無は問われないことが説明される。

[PAULUS libro nono decimo ad edictum.
[パウルス、告示注解第19巻。
] §11.3.10.prIn hoc iudicium etiam rerum aestimatio uenit, quas secum seruus abstulit, quia omne damnum duplatur, neque intererit, ad eum perlatae fuerint res an ad alium siue etiam consumptae sint: etenim iustius est eum teneri, qui princeps fuerit delicti, quam eum quaeri, ad quem res perlatae sunt.
] この裁判には、奴隷が持ち去った財物の評価も含まれる。 なぜなら、すべての損害は2倍にされるからであり、また、財物が彼(誘惑者)のもとに届けられたのか、それとも他人のもとに届けられたのか、あるいは消費されてしまったのかは問題ではないからである。 なぜなら実に、不法行為の首謀者であった者が責任を負うことのほうが、財物が届けられた先の者が追及されることよりも公正だからである。

語釈・文法注

  1. §11.3.10.prad eum — 代名詞 eum(対格)は、前文(§11.3.9)の文脈から、奴隷を誘惑した者(corruptor)を指す。奴隷が盗み出した財物が誘惑者本人に届けられたかどうかにかかわらず、誘惑者が全責任を負うことを示している。
  2. §11.3.10.priustius est eum teneri ... quam eum quaeri — 比較級 iustius を用いた非人称構文であり、2つの対格不定詞句(A.C.I.)「eum teneri...」(首謀者が責任を負わされること)と「eum quaeri...」(届けられた先の者が追及されること)が quam を介して比較されている。それぞれの対格主語 eum は、関係節(qui... および ad quem...)によって修飾されている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §11.3.10.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:11.3.10.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。