Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §10.2.50.pr

留学中の解放子への学資金提供と遺産分割での不参入

1688 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

留学中の解放された息子に対し父親が提供した資金について、それが貸付ではなく親愛の情によるものであるならば、父親の遺産からその息子が受け取る相続分の計算において、当該資金を控除・算入すべきではないとする判断を示す。

[IDEM libro sexto opinionum.
[同著者、意見集第6巻。
] §10.2.50.prQuae pater filio emancipato studiorum causa peregre agenti subministrauit, si non credendi animo pater mississe fuerit comprobatus, sed pietate debita ductus: in rationem portionis, quae ex defuncti bonis ad eundem filium pertinuit, computari aequitas non patitur.
] 父親が、学業のために留学している解放された息子に対して給付した資金について、もし父親が貸し付ける意図で送ったのではないと証明され、むしろ負うべき親愛の情に導かれて送ったのであるならば、被相続人の遺産から当該息子に帰属する相続分の計算にそれらが算入されることを、公平は許さない。

語釈・文法注

  1. 10.2.50.prquae... computari aequitas non patitur — 動詞句 `aequitas non patitur`(公平は許さない)は対格不定詞構文を支配しており、関係代名詞 `quae`(中性複数対格、先行詞 `ea` 等の省略)が受動態不定詞 `computari`(算入されること)の意味上の主語として機能している。
  2. 10.2.50.prcredendi animo — 「貸し付ける意図で」。`credendi` は `credo`(信じる、貸し付ける、債権とする)の動名詞属格であり、手段や様態を表す奪格 `animo`(意図・意思を以て)を修飾している。
  3. 10.2.50.prpater mississe fuerit comprobatus — 受動態動法(未来完了または接続法完了)の `fuerit comprobatus`(証明されるならば)に伴う「主格不定詞(NCI)」構文。`pater` が主語であり、能動態完了不定詞 `misisse`(写本では `mississe` と綴られる)を伴っている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §10.2.50.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:10.2.50.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。