Humanitext Reader

オリゲネス · 『出エジプト記』注記 §31.1

モーセを山に四十日間留めた神の意図

4 / 4 箇所 · ギリシア語

要旨

神が律法を与えるにあたって、あえて三日間ではなく四十日間モーセを引き留められたのは、ユダヤ人の心の奥底にある不信心を暴くためであったと説明される。

§31.1Στίχ. α΄.
第1節。
Καὶ ἐλάλησε Κύριος πρὸς Μωϋσῆν.
「かくて主はモーセに語られた。
Ἐν ὅλαις τεσσαράκοντα ἡμέραις δοῦναι τὸν νόμον κατεῖχε τὸν Μωῦσῆν (11) ὁ πάνσοφος Θεὸς, καίτοι δυνατῶς ἔχων ἐν τρισὶν ἡμέραις δοῦναι τὸν Νόμον.
」至智なる神は、三日間のうちに律法を与えることがおできになったにもかかわらず、律法を与えるために、まる四十日間モーセを引き留められた(11)。
Ἀλλʼ ἵνα τὸ κεκρυμμένον τῆς ἀσεβείας ἐν τῷ βάθει τῆς καρδίας τῶν Ἰουδαίων ὁ χρόνος τῆς ἀπουσίας Μωῦσέως ἐλέγξῃ.
しかしそれは、モーセの不在という時間が、ユダヤ人の心の奥底に隠された不信心を暴き出すためであった。

語釈・文法注

  1. §31.1δυνατῶς ἔχων — 副詞 `δυνατῶς` と `ἔχω` の組み合わせに不定詞 `δοῦναι` が続くことで、`δύναμαι`(〜できる)と同等の意味を表す。ここでは `καίτοι` を伴う譲歩の分詞構文として機能している。
  2. §31.1Ἀλλʼ ἵνα — 主節の動詞(「神は引き留められた」など)が省略され、`ἵνα`(〜のために)によって目的が直接導入されている。

この箇所を引用する

オリゲネス, 『出エジプト記』注記 §31.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg2042.tlg067.humanitext-grc1:31.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。