Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §8.31.1

アウグストゥスの宮廷と一族全体の死の運命

302 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

アウグストゥスの宮廷やポンペイウス家を例に、いかに後継者を残そうと努力しても、最終的にすべての家系や宮廷は死に絶えるという避けることのできない運命を熟考している。

§8.31.1Αὐλὴ Αὐγούστου, γυνή, θυγάτηρ, ἔγγονοι, πρόγονοι, ἀδελφή, Ἀγρίππας, συγγενεῖς, οἰκεῖοι, φίλοι, Ἄρειος, Μαικήνας, ἰατροί, θύται·
アウグストゥスの宮廷――妻、娘、孫たち、義理の息子たち、姉、アグリッパ、親族、身内、友人たち、アレイオス、マイケナス、医師たち、犠牲官たち。
ὅλης αὐλῆς θάνατος.
宮廷全体の死。
εἶτα ἔπιθι τὰς ἄλλας. . . μὴ καθ’ ἑνὸς ἀνθρώπου θάνατον, οἷον Πομπηίων.
それから、他の[宮廷]へと進むがよい、……一人の人間の死ではなく、たとえばポンペイウス家の人々の[死]へ。
κἀκεῖνο δὲ τὸ ἐπιγραφόμενον τοῖς μνήμασιν· ἔσχατος τοῦ ἰδίου γένους, ἐπιλογίζεσθαι πόσα ἐσπάσθησαν οἱ πρὸ αὐτῶν, ἵνα διάδοχόν τινα καταλίπωσιν, εἶτα ἀνάγκη ἔσχατόν τινα γενέσθαι·
そしてまた、墓碑に刻まれているあの文句――『その家系の最後の一人』――についても、彼らより前の人々が、後継者を一人でも残そうとどれほど苦心したか、そうして結局は最後の一人が生じることが避けられないのだということを、よく考えよ。
πάλιν ὧδε ὅλου γένους θάνατον.
ここでもまた、一族全体の死があるのだ。

語釈・文法注

  1. §8.31.1πρόγονοι — 通常は「祖先」を意味するが、アウグストゥスの親族(リウィアの連れ子であるティベリウスやドルススなど)を指していることから、ここでは「(前配偶者との間の)連れ子、義理の息子たち(stepchildren)」の意味で用いられている。
  2. §8.31.1τὰς ἄλλας — 女性複数対格形容詞であり、文脈上、直前の `Αὐλή`(宮廷)あるいは `γενεάς`(家系)などの女性名詞が省略されている。「他の宮廷(または家系)へと進むがよい」と解する。
  3. §8.31.1ἐσπάσθησαν — 動詞 `σπάω`(引き裂く、引っ張る)の受動相アオリストで、ここでは心痛や多大な努力を意味し、「(後継者を残すために)どれほど骨を折ったか」「どれほど苦心したか」と解釈される。
  4. §8.31.1κἀκεῖνο δὲ τὸ ἐπιγραφόμενον — 対格主格または独立対格のように見えるが、後続の命令的不定詞 `ἐπιλογίζεσθαι`(熟考せよ)の直接目的語として係っている。「墓碑に刻まれているあの[文句]についても熟考せよ」と解する。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §8.31.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:8.31.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。